- 2021-01-25 20:52
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Zadel Skolovsky(P), Darius Milhaud(Cond.)- ザベル・スコロフスキー(P)、ダリウス・ミヨー(指揮) - "MILHAUD : SAUDADES DO BRAZIL / CONCERTO NO.4 FOR PIANO AND ORCHESTRA"
USA / LP / Mono / Columbia ML4523 / Rec 1951 / Pub 1951
ジャケット擦れ、下部中央に縁裂け、レーベルひげわずか、盤浅い擦れ、極表層のスクラッチ少し
Jacket
3~3.5 / Disc
3~3.5 / Sound
3~3.5 3480 yen
■A面は12曲からなるピアノ曲『ブラジルの郷愁』、B面はピアノ協奏曲第4番。51年。
ドビュッシーの弦楽四重奏の楽譜を見ただけで音楽を志し、サティやコクトーとの出会いからフランス6人組として活躍、第一次世界大戦後のフランス音楽界で最重要作曲家の一人となったダリウス・ミヨー(1892-1974)。アメリカでバート・バカラック、デイヴ・ブルーベックetcを教え、ジャズ、ポップス界にも影響を持った音楽家。ミヨーはブラジルに住んでいたことがあり、現地の音楽の恩恵を受けた作を残しましたが、A面はブラジルからの帰国後に書かれたピアノ曲集『ブラジルの郷愁』(1920-1921年)。熱に浮かされた体験だったのか、真偽があやふやになってしまったような思い出を、南米由来のリズムとともにおぼろげながら構築していったような素晴らしい12曲。試聴は7曲目「コルコヴァード」。裏面は不協和音交じりのオーケストラが疾走する爽快な『ピアノ協奏曲第4番』(試聴は第一楽章)。ヴァン・ダイク・パークスみたい。ピアノはザベル・スコロフスキー、B面はフランス国立放送管弦楽団で指揮はミヨー自身。51年のオリジナル盤、フラットエッジ。
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- 2019-04-11 21:10
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Zahiruddin Dagar, Gopal Das, etc.- ザヒルディン・ダガー、ゴパル・ダス - "AN ANTHOLOGY OF NORTH INDIAN CLASSICAL MUSIC VOL.1 : VOCAL MUSIC"
Germany / LP / Stereo / Musicaphon BM30SL2051 / Rec 1970s / Pub 1970s
見開きコーティング・ジャケット擦れ極わずか、ブックレット部きれい、レーベルひげ無し、盤擦れほぼ無し
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 4800 yen
■北インドの古典声楽を収録した一枚。
ユネスコ×ムジカフォンの民俗音楽シリーズは、他のレーベルが霞んでしまうような名盤だらけですが、中でも非常に力を入れて製作されたのがインド音楽。これは北インドだけで4枚作られたシリーズの一枚目で、いくつかの歌の伝統を聞かせる内容。これが衝撃....ぱっと聞いただけでも一曲の中で脈々と変化していく発声法や徐々に生み出されるポリリズムなどなど驚きの連続。朝昼晩の演奏する時間帯により違う音を使うとか、演奏する時の感情は10種類規定されているとか、西洋音楽では考えられない理論に基づいた表現法のラーガの異次元感、立体感、ぜひ味わってほしい。英仏独三か国語ライナー。【曲】「Alap(試聴)」「Dhamar」「Khyal(試聴)」「Thumri」
- 2018-07-27 21:27
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Zeb Turner- ゼブ・ターナー - "JERSEY ROCK"
Germany / LP / Mono / Bear Family BFX15166 / Rec 1949 to 1953 / Pub 1984
ジャケット擦れほぼ無し、レーベルひげ極わずか、盤極浅い擦れわずか
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 2680 yen
■ギタリスト&シンガー、ゼブ・ターナーの音源集。
パイオニア・オブ・ロカビリーの一人、ゼブ・ターナー。ハンク・ウィリアムス等のバックを務めつつ、自分ではロッキン・カントリー、ヒルビリー・ブギのいい盤を連発。これは49年~50年代初頭にキングに録音したナンバーを集めたベア・ファミリーからの一枚。サックスを入れたかなりR&B色濃いものも多く、またヒルビリー・ジャイヴとでも言うような新鮮なナンバーも含む全20曲収録。
- 2018-03-19 21:23
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Zoot Sims, Julius Watkins, Joe Puma, Mat Mathews, etc.- ズート・シムズ、ジュリアス・ワトキンス、ジョー・ピューマ、マット・マシューズ、etc. - "CRITICS' CHOICE"
USA / LP / Mono / Dawn DLP1123 / Rec mid50s / Pub 1957
コーティング・ジャケット表裏擦れ少々、端々ほころび少々、レーベルひげわずか、盤極浅い擦れわずか、ドーンは特有のサーフェイスノイズがあり、またプレスミス多いレーベルですが、これはかなり良好
Jacket
3 / Disc
4 / Sound
4 4800 yen
■他とは一線を画したモダン・ジャズ・レーベル、ドーンのレーベル・サンプラー。
1954年にシーコというレコード会社の傍系レーベルとしてスタートし、米ジャズ史で最もソフィスティケイトされたモダン・ジャズを30枚程度リリースしたレーベル、ドーン。これは、ドーンのカタログの中から、当時のジャズ誌・評論家から賞賛されたアルバムを選出し収録した57年リリースのオムニバス。高額盤ばかりのこのレーベルをドーンのオリジナルで聴けるという魅力がまずありますが、ドーンのA&Rチャック・ダーウィン自身がそれぞれのアルバムの中でも名演曲を選りすぐり、腕の立つDJのようにこしらえてくれたのが何よりうれしい。【曲】ズート・シムズ『Modern Art Of Jazz』から「September In The Rain」、V.A.『Jazzville Vol.3』からオスカー・ペティフォード「Body And Soul」、ギタリストディック・ガルシア『Message From Garcia』から「Potatoes」、フレンチ・ホーンのジュリアス・ワトキンスらのグループジャズ・モーズの「When The Blues Come On」、アコーディオン奏者
マット・マシューズ『Modern Art Of Jazz』から「I Only Have Eyes For You」、テナー名手ポール・クイニシェット『Kid From Denver』から「Happy Feeling」、ランディ・ウェストン『Modern Art Of Jazz』から「How High The Moon(試聴)」(AAマリクのベースが強烈)、ジョー・ピューマ『Wild Kitten』から「Polka Dots...」、アル・コーン『Cohn On The Saxophone』から「Idaho(試聴)」、V.A.『Jazzville Vol.1』からアルト奏者ジーン・クイルで「Loverman(試聴)」。以上全10曲、55~57年の録音。オリジナル・レーベルDG。
- 2017-11-30 21:38
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Zoltan Kocsis(P), Budapest Symphony Orchestra- ゾルターン・コチシュ(ピアノ)、ブダペスト・シンフォニー・オーケストラ - "BARTOK : CONCERTOS FOR PIANO AND ORCHESTRA NOS 1 AND 2"
Hungary / LP / Stereo / Hungaroton SLPX11516 / Rec 1970s / Pub 1970s
コーティングの特殊見開きジャケット裏面にボールペン書き込み、擦れ少々、内側きれい、レーベルひげ極わずか、盤ほぼ新品同様
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 2980 yen
■バルトークのピアノ協奏曲2作を収録したアルバム。
ハンガリー~ヨーロッパのローカルな民俗音楽から着想を得たメロディを、クラシックの技法でもって新しく生まれ変わらせ、音楽大国ハンガリーをリストらとともに代表する存在となったバルトーク。これは、ハンガリーのフンガロトン・レーベルが出したバルトーク全集からの一枚で、『ピアノ協奏曲第一番』と『同第二番(試聴)』を収録したアルバム。詳細解説のブックレットはハンガリー語、英語、ロシア語。
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- 2017-06-19 21:48
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Zimbler Sinfonietta, Lukas Foss(Cond.)- ジンブラー・シンフォニエッタ、ルーカス・フォス(指揮) - "IVES / MILHAUD / SKALKOTTAS / BARTOK"
USA / LP / Stereo / Turnabout TV34154S / Rec 1956 / Pub 1968
ジャケット表裏擦れわずか、レーベルひげ無し、盤ほぼ新品同様
Jacket
3.5~4 / Disc
4 / Sound
4 2980 yen
■4人の近現代作曲家の室内オケ、弦楽オケ集。アイヴズ「Unanswered Question」の最初期バージョン収録。
ボストンのジンブラー・シンフォニエッタという楽団の演奏で、ドイツからアメリカに渡ったピアニスト、指揮者ルーカス・フォスの指揮。目玉は何と言ってもチャールズ・アイヴズの代表作「Unanswered Question(試聴)」の史上二度目のこの録音。恒常的に流れる超弱音のストリングスはステージの裏側で、禅問答のようなラッパはステージ上で、というレイヤー的な曲の構造そのままの録音がなされたという名演。他ミヨー(試聴)、バルトーク、ギリシャの現代音楽作曲家ニコス・スカルコタス(1904-1949)の現代弦楽オーケストラ作を収録。オリジナルは56年にユニコーン・レーベルから出されたもので、これは68年のリイシュー。
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- 2017-06-07 21:40
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Zoot Sims- ズート・シムズ - "NEW BEAT BOSSA NOVA VOL.2"
USA / LP / Mono / Colpix CP437 / Rec 1962 / Pub 1962
ジャケット円状の擦れ少々、下部中央縁裂け、レーベルひげあり、盤プツ音でる小スクラッチ少し、ほとんど気になりません
Jacket
3 / Disc
3~3.5 / Sound
3.5 2980 yen
■モダン・ジャズ・テナー奏者ズート・シムズのボサノバ・アルバム。
軽妙洒脱が大前提、しかしその守られるべき形式とミュージシャンそれぞれのエッセンスの拮抗で恐ろしくディープな表現ができるボサノバ。ウッディ・ハーマン楽団の同窓生スタン・ゲッツとほぼ同時期にボサノバをプレイしたモダン・テナー奏者、ズート・シムズの62年のアルバム。全編一曲の例外も無く試聴のような心地よく流れる演奏。ゲッツに比べてボサノバ界での評価は高くないかもしれませんが、このポップな味はゲッツには無いものでしょう。【曲】「Cancion De Bernardito (Bernie's Tune)」「Poquito Cantando(試聴)」「Pies Danzantes (Tickle Toe)」「Camino Solitario (Lonesome Road)」「Samba Instantanea (Instant Samba)」「Llamaron El Viento Maria (They Call The Wind Maria)」「Querido Retorna A Mi (Lover Come Back To Me)(試聴)」「Hijo De La Naturaleza (Nature Boy)」「Buscanda La Luna (Reaching For The Moon)」「No Juegues Con El Amor (Don't Fool With Love)(試聴)」
※本日のアップはこれで終了です
- 2017-04-23 20:33
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Zutty Singleton And The Clarinet Kings- ズティ・シングルトン&ザ・クラリネット・キングス - "VOLUME 1"
USA / LP / Stereo / Fat Cats Jazz FCJ100 / Rec 1967 / Pub late60s
ジャケット擦れわずか、レーベルひげ無し、盤極浅い擦れ、B面に一本強めの擦れ、音に出ず
Jacket
3.5~4 / Disc
3.5~4 / Sound
4 2680 yen
■伝説的ジャズ・ドラマー、ズティ・シングルトンの67年録音盤。
ベイビー・ドッズと並ぶジャズ・ドラマーの草分けズティ・シングルトン。これは彼が67年に録音していたセッションを収録したアルバムで、スヌーザー・クイン等トラッドのいいものをリリースしたファット・キャッツ・ジャズの旗揚げ盤。クラリネット・キングスとあり確かにクラもいいのですが、ウォルター・スライド・ハリスというトロンボーン奏者とジョンソン・マクリーというシンガーが特にいい一枚。スロウ、ミッド・スロウ多め。【曲】「Snake Rag」「Nobody Knows You When You're Down & Out(試聴)」「Dr.Jazz Stomp」「Yellow Dog Blues(試聴)」「When You Wore a Tulip」「Marie」「Winin' Boy Blues(試聴)」「Of All the Wrongs You Done To Me」「Royal Garden Blues」「You Tell Me Your Dream」
- 2016-06-27 21:32
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Ziury Kaimo Etnografinis Ansamblis- ジウーリー・カイモ・エトノグラフィニス・アンサンブリス - "ZIURY KAIMO ETNOGRAFINIS ANSAMBLIS"
USSR / LP / Mono / Melodiya 33D032633-34 / Rec 1982 / Pub 1982
ジャケット表裏円状の擦れ少々、レーベルひげほぼ無し、盤ほぼ新品同様、LD内袋付き
Jacket
3.5 / Disc
4 / Sound
4
■リトアニアのジウーライという農村の女性たちのコーラス・グループ。
ベラルーシとの国境にほど近い、ジウーライという農村の女性たちのグループ。20代~30代ぐらい?恐らく7~8人と思われます。(2001年の人口はたった35人だそう)唄っているのはその地方の民謡らしく、全曲無伴奏のハーモニー。A面は女性たちの、音楽の会合らしきものだそうで、10曲ほど(送り溝無し、曲間はあります)収録。裏面は普通に録音されたものののよう。笑い声が歌に組み込まれているのがまた独特。ちなみに、入荷したリトアニアの民謡のLPでこんなのは無かったのですが、全曲長調。
- 2016-01-17 19:31
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Zampogne Fratelli Bruzzese, Orchestra Piubeni- ザンポーニャ・フラテッリ・ブルッツェーゼ、オーケストラ・ピウベニ - "CELEBRI MELODIE NATALIZIE"
Italy / 45rpm EP / Mono / Carisch ECA65008 / Rec 1958 / Pub 1958
ジャケット表裏円状の擦れ少々、レーベル、盤ともに美品
Jacket
3.5 / Disc
4 / Sound
4
■イタリアのザンポーニャとチャルメラの兄弟デュオをAに、ピウベニ楽団の軽音楽をBに収録した4曲入りEP。
A面の2曲は、羊の皮で出来た巨大な空気袋を持つイタリアのパイプ、ザンポーニャと、チャルメラの兄弟のデュオ、ブルッツェーゼ・ブラザーズによる2曲。裏面は、上質な軽音楽を演奏するピウベニ楽団というグループによる2曲。クリスマスにちなんだ4曲です。イタリア盤。【曲】「Tu Scendi Dalle Stelle(試聴)」「Piva Piva L'Oli D'Uliva(試聴)」「In Cammino Per Betlemme(試聴)」「O Tacita Notte! (Stille Nacht, Heilige Nacht)」
- 2014-06-27 21:15
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周旋 - "知音何處尋 cw 歌女之歌"
China / 78rpm / Mono / Shanghai Baidai 35708 / Rec early1940s? / Pub early1940s?
レーベル擦れ少々、盤浅い擦れ
Jacket
n/a / Disc
3.5 / Sound
3.5
■30年代からの上海/香港の名女性シンガー、周旋。
高値ご容赦。戦前から若くして亡くなる50年代まで、上海、香港で活躍した、この時代のナンバーワン女性ポップ・シンガー&女優、周旋(チョウ・シュワン/しゅうせん)。金の喉と言われた澄んだ美声を持ち、テレサ・テン(彼女の大ファンだったのだそう)等もカバーした「何日君再来」等で知られる彼女の、大変に珍しい一枚。オリエンタル軽音タンゴという趣の「知音何處尋」、ノリのいいルンバ調の「歌女之歌」。40年代前半?
- 2014-06-06 21:16
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Zaidee Jackson- ゼイディー・ジャクソン - "NOBODY KNOWS THE TROUBLE I'VE SEEN cw SCANDALIZE MY NAME"
U.K. / 78rpm / Mono / Duophone D534 / Rec late1920s / Pub late1920s
レーベルに印紙、Aのセンターに小はがれ、盤浅い擦れ、極表層のスクラッチ
Jacket
n/a / Disc
3~3.5 / Sound
3.5
■黒人女性ゴスペル・シンガー、ゼイディー・ジャクソン。20年代後半の一枚。
26年にニューヨークで一枚を録音、その後イギリスに渡り28年から33年の間数枚のレコードを残した、黒人女性ゴスペル・シンガー、ゼイディー・ジャクソン。アメリカ時代にエリントンをバックにもう一枚録音したということですが、音は残っていないようです。これはデュオフォンというイギリスのレーベルから、20年代後半の一枚。この時代のアメリカではちょっと考えられない、というか人種の壁が乗り越えられていくアメリカの20年後を物語るような、美しいセミ・クラシック調の演奏をバックにやわらかく唄われる一枚。