- 2016-09-23 21:38
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John W. "Knocky" Parker- ジョンW"ノッキー"パーカー - "GOLDEN TRAESURY OF RAGTIME"
USA / LP / Mono / Audiophile AP89 / Rec mid60s / Pub mid60s
ジャケット表裏擦れ少々、レーベルひげ無し、盤浅い擦れわずか
Jacket
3.5~4 / Disc
4 / Sound
4
■ピアノ、チェレスタ、ハープシコードでラグタイムを弾くピアニスト、ジョンW"ノッキー"パーカー。
初めて聞く名前と思いきや、かのボブ・ウィルスやミルトン・ブラウンが在籍していたウエスタン・スウィングのパイオニア、ライト・クラスト・ダウボーイズのメンバーで、その後はアルバート・ニコラスやオマー・シメオンといったジャズ・マンと演奏してきた超級の伝説ピアニスト。これは、バンジョー、ウッドベース、ドラムと一緒に、1895~1901年のラグタイム・ナンバーを16曲演奏したアルバム。
- 2016-08-06 21:48
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Ernest Jones- アーネスト・ジョーンズ - "POMPADOUR cw SWANEE ECHOES"
U.K. / 78rpm / Mono / Columbia 5491 / Rec 1928 / Pub 1928
レーベルに印紙、盤浅い擦れ
Jacket
n/a / Disc
3.5 / Sound
3.5
■アメリカでは本当聞けない、サロン~パーラー音楽味のバンジョー・インスト。
アメリカで生まれたバンジョーはイギリスに渡り、5弦のチター・バンジョーとしても発展していき、その達人が生まれアメリカのバンジョー・プレイヤーと同様に人気を博しレコードをリリースしました。このアーネスト・ジョーンズもそんなチター・バンジョーの名手。曲はイギリスの作曲家&バンジョー奏者ジョー・モーレイの「POMPADOUR」。曲芸のようなピッキングで楽しませたり黒人風の演奏で興味を弾くアメリカの達人とはだいぶ趣が違い、バンジョーという楽器に新たな魅力を生むような優雅なナンバー。裏は一転、アップテンポで卓抜したテクニックを披露するナンバー。
※本日のアップはこれで終了です
- 2016-07-10 21:51
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Vess L. Ossman cw Michele Rinaldi- ヴェスLオスマン、ミケーレ・リナルディ - "OLD FOLKS AT HOME cw CRADLE SONG - LULLABY"
USA / 78rpm / Mono / Victor 17417 / Rec 1911 / Pub 1911
レーベル擦れ少々、盤浅い擦れ、A面冒頭にノイズ
Jacket
n/a / Disc
3.5 / Sound
3.5 2980 yen
■A面はバンジョーのヴェス・オスマン、B面はコルネット奏者ミケーレ・リナルディのソロを収録。
20世紀初頭のバンジョーのキングにして第一号のスター、ヴェス・オスマンで、フォスターの「故郷の人々」。裏面はコルネット奏者ミケーレ・リナルディによるブラームスの「子守歌」。こちらの伴奏はヴェッセラズ・イタリアン・バンドというグループ。1911年の一枚。
- 2016-04-24 20:33
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William H. Reitz cw Fred Van Eps- ウィリアムHライツ、フレッド・ヴァン・エプス - "BLOOD LILLIES cw THE LAMB'S GAMBOL"
USA / 78rpm / Mono / Victor 17457 / Rec 1912 / Pub pre1920s
レーベル擦れ少々、盤浅い擦れ、良好
Jacket
n/a / Disc
3.5 / Sound
3.5~4
■Aに木琴のウィリアム・ライツ、Bにバンジョーのフレッド・ヴァン・エプスを収録した一枚。
Aはラッパ録音時代に活躍した木琴/ベル/チャイム奏者ウィリアムHライツの木琴ナンバー。スーザ楽団のトロンボーン奏者アーサー・プライアーの曲で、スピーカーから飛び出るような音で木琴を演奏。裏面はヴェスLオスマンのライバルだったバンジョー奏者フレッド・ヴァン・エプス。子羊が跳ね回る様子を曲にしたバンジョー・インスト。1912年の一枚。
- 2016-04-21 21:42
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Vess L. Ossman cw Ossman Dudley Trio- ヴェスLオスマン、 オスマン・ダドリー・トリオ - "A BUNCH OF RAGS cw DIXIE GIRL"
USA / 78rpm / Mono / Victor 16667 / Rec 1908 / Pub 1910
レーベルBに小汚れ、盤浅い擦れ少々
Jacket
n/a / Disc
3.5 / Sound
3.5
■20世紀初頭のバンジョー・キング。B面はバンジョー、マンドリン、ハープ・ギターのトリオ。
20世紀初頭のバンジョーのキングにして第一号のスター、ヴェス・オスマン。Aはバンジョー独奏にピアノ伴奏の、はっとするメロディの「A Bunch Of Rags」。裏面はオスマンのバンジョーに、マンドリン、そしてハープ・ギターという珍しいトリオの演奏。ダラス・ストリング・バンドのルーツのようなストリング・ラグタイム・ナンバー。Aは1908年、Bは1906年で、リリースは恐らく1910年。
- 2016-03-04 22:27
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Jesse Crawford- ジェシ・クロフォード - "ALWAYS cw DINAH"
USA / 78rpm / Mono / Victor 20000 / Rec 1926 / Pub 1926
レーベル、盤ともにきれい
Jacket
n/a / Disc
4 / Sound
4
■オルガン録音のパイオニア、ジェシ・クロフォードが演奏する「ダイナ」。
1920年代から無声映画の伴奏で西海岸のシアトルなどを中心に活躍したオルガン奏者ジェシ・クローフォード。1930年代からは無声映画がトーキーに次第に変わっていったため活動場所をラジオなどにうつし演奏を続けます。大ヒットはないようですが、戦前にオルガンの音をSP盤で聞いたリスナーの衝撃も大きかったようで、いまでも20世紀前半のオルガン奏者のパイオニアとして知られています。これは26年、彼の極初期の一枚で、裏面の「ダイナ」も今聞けるものの中でも最も初期のバージョン。電気録音です。
- 2016-01-18 22:08
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Guido Deiro cw Fred Van Eps- グイド・デイロ、フレッド・ヴァン・エプス - "DREAM OF THE RAREBIT FIEND cw OMENA"
USA / 78rpm / Mono / Columbia A1281 / Rec 1912 / Pub 1912
レーベル擦れ、盤ごく浅い擦れ、きれい
Jacket
n/a / Disc
3.5 / Sound
3~3.5
■イタリア人アコーディオン奏者グイド・デイロのアコーディオン・ソロ。裏面はフレッド・ヴァン・エプスのラグタム・バンジョー。
1909年のシアトルの万国博でイタリア製のアコーディオンのデモンストレーターを引き受け、その後スカウト、翌10年にはヴォードビル巡業で爆発的な人気を得たイタリア人アコーディオン奏者グイド・デイロ、主にコロンビアにレコードを残しました。あの有名な「KISMET」もこの人の作曲。本作は1912年のアコーディオン・ソロ。鬼のスタッカートでダークなメロディのラグタイムを演奏。裏面はラグタイム・バンジョーの王様フレッド・ヴァン・エプス。
- 2015-11-10 21:47
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Ann Charters- アン・チャーターズ - "ESSAY IN RAGTIME"
USA / LP / Mono / Folkways FG3563 / Rec 1961 / Pub 1961
ジャケット擦れほとんどなし、レーベルひげ少々、盤浅い擦れわずか
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4
■サミュエル・チャーターズの奥さんで女性作家のアン・チャーターズ。彼女が弾くラグタイム・ピアノ曲集。
ジャック・ケルアックに直接取材することを唯一許されケルアックのバイオ本を書いたバリバリのビートニクの女性ライターで、フォークウェイズの兄弟レーベルRBFで多くの戦前ブルース編集盤を作った研究家サミュエル・チャーターズの奥さんでもあったアン・チャーターズ。これは彼女が古いラグタイム・ピアノを弾いた61年のアルバム。上手いピアニストとは言えないのでしょうが、その可愛らしい演奏がびっくりするぐらい良い一枚。選曲も優しくほがらかなナンバーが中心です。インサート付き。【曲】「Cataract Rag」「Wall Street Rag(試聴)」「Solace, a Mexican Serenade(試聴)」「Magnetic Rag, Syncopations Classiques」「Victory Rag」「Ethiopia Rag」「Pastime Rag No. 3 - A Slow Drag」「Echoes from the Snowball Club - Ragtime Waltz(試聴)」「Harlem Rag - Two Step」「Rag Sentimental」
※本日はこれでアップ終了です
- 2015-08-31 21:42
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Mose Tapiero- モーズ・タピエロ - "WILLIAM TELL PART 1 cw PART 2"
USA / 78rpm / Mono / Columbia E1067 / Rec 1912 / Pub 1912
レーベル擦れ、鉛筆書き込み、盤プツ音でるスクラッチ、擦れ
Jacket
n/a / Disc
2 / Sound
2
■ラッパ録音時代のオカリナ奏者、モーズ・タピエロの1912年の一枚。
ラッパ録音時代のレコードの中でもワン&オンリーと言える一枚。遠くマヤ文明に起源を持つと言われるオカリナ(どういう原理で音が出るのかまだはっきりとわからないのだそう)の超絶プレイヤー、モーズ・タピエロの、恐らくは1912年の一枚。7~8人ほどのバンドの演奏をバックに、発振音のような超絶技巧のオカリナで「ウィリアム・テル序曲」を演奏。
※本日のアップはこれで終了です
- 2015-07-09 21:36
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Six Brown Brothers- シックス・ブラウン・ブラザーズ - "PETER GINK cw EGYPTLAND"
USA / 78rpm / Mono / Victor 18562 / Rec 1919 / Pub 1919
レーベル擦れ、盤浅い擦れ、表層スクラッチ
Jacket
n/a / Disc
3~3.5 / Sound
3~3.5
■サックスのみの6人組、シックス・ブラウン・ブラザーズの1919年の一枚。
ソプラノからバスまで、サックスのみで結成されたグループ、6ブラウン・ブラザーズ。ジャズが登場する以前のグループで、彼らがサックスという楽器を広めたといってもあながち言い過ぎではないという、当時の人気バンド。ちなみにニューオリンズ・ジャズにサックスはいません。まずダンス・バンドに取り入れられたのが最初。本作は19年。リズミックな2ビートでかなり凝ったアンサンブルのA、エキゾチックなB面ともにこのグループらしさが詰まった一枚。
- 2015-06-15 21:38
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William J. Ball- ウィリアムJボール - "A BANJO GALAXY"
USA / LP / Stereo / Rounder 3005 / Rec 1975 / Pub 1975
ジャケット擦れほぼ無し、レーベルひげ極わずか、盤擦れほぼ無し
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4
■ラッパ録音の時代のバンジョーがよみがえる一枚。
レコードの録音にマイクが使われる前、いわゆるラッパ録音の時代はバンジョーのレコードが多く作られました。このウィリアムJボールというイギリスのバンジョー奏者のこのレコード、まるでその時代にタイムスリップしたような気になる一枚。しかし、ヴェスLオスマンやフレッド・ヴァン・エプス、英のオリー・オークレイなどに代表されるその時代のレコードの曲をやるというのとは違い、さらにさかのぼり19世紀に作られたナンバーなども演奏。心までオスマンたちと同じ?そんな感じで曲が選ばれ、演奏されています。伴奏はピアノのみ。【曲】「Marche Impromptu(試聴)」「Syncopatin' Shuffle」「Pompadour」「Egyptian Princess(試聴)」「Danse Arlequin」「Freckles」「Mr. Punch」「Zarana」「Humoresque」「Carry On」「A Spanish Romance」「Ad Astra」「Dream Dance」「Thumbs Up(試聴)」