- 2019-11-28 21:55
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Paul Zukofsky(Violin), Gunther Schuller(Cond.)- ポール・ズーコフスキー(ヴァイオリン)、ガンサー・シューラー(指揮) - "ROGER SESSIONS : VIOLIN CONCERTO"
USA / LP / Stereo / CRI SD220 / Rec 1968 / Pub 1970s
ジャケット擦れ少々、下部中央小テープ、レーベルひげ無し、盤擦れほぼ無し
Jacket
3~3.5 / Disc
4 / Sound
4 2680 yen
■ロジャー・セッションズのヴァイオリン協奏曲を収録した一枚。
アメリカ現代音楽のパイオニアの一人で、アイヴズの弟弟子にあたり、また教育者としてもジョン・アダムズやコンロン・ナンカロウなどを教えたロジャー・セッションズ(1896-1985)のヴァイオリン協奏曲を収録した一枚。全4楽章。不安押し寄せる響きながらどこか牧歌的なムードのある第一楽章、ストラヴィンスキーのような輝きを持つ第二楽章、三と四はノンストップで、なし崩し的にまとまっていく混沌世界。ヴァイオリンはアメリカ現代音楽を得意にしたポール・ズーコフスキー、指揮はサード・ストリーム・ジャズの旗手ガンサー・シューラー。試聴は第一、四楽章。
- 2019-11-20 22:49
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Paul Clayton- ポール・クレイトン - "DULCIMER SONGS AND SOLOS"
USA / LP / Mono / Folkways FG3571 / Rec 1962 / Pub 1962
ジャケット擦れわずか、下部中央小縁裂け、レーベルひげ少々、盤浅い擦れ少々、B面に小プツ音入る長めのスクラッチ一本、ブックレットきれい
Jacket
3~3.5 / Disc
3~3.5 / Sound
3~3.5 2680 yen
■フォーク・シンガー、ポール・クレイトンのダルシマー・アルバム。
ディランやデイヴ・ヴァン・ロンクに大きな影響を与えた、グリニッジ・ヴィレッジで最も早くから活躍したフォーク・シンガー、ポール・クレイトン。67年に36歳の若さで亡くなったものの、いいレコードをたんまり残しました。これは62年のアルバムで、純アメリカン・フォーク系が好きな人は一番いいというかもしれない、全曲ダルシマーを演奏した一枚。歌、インストは半々の全21曲。インサート付き。
※本日のアップはこれで終了です
- 2019-11-20 22:44
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People Of Romania- ルーマニアの人々 - "A. TRADITIONAL FOLK MUSIC BAND -3. TRANSILVANIA (BIHOR / ARAD)"
Romania / LP / Mono / Electrecord EPE02232 / Rec ? / Pub 1983
コーティング・ジャケット円状の擦れ少々、レーベルひげ無し、盤極浅い擦れわずか
Jacket
3.5 / Disc
4 / Sound
4 2980 yen
■ルーマニアの民俗音楽バンドを収録した一枚。
素通りしそうな地味なジャケットながら、曲によっては忘れられない盤になるような一枚。ドラキュラの故郷として有名な、ルーマニア・トランシルバニア地方の、ビホルとアラドという県のバンドを収録した、恐らく全部で6枚あるこのシリーズの三枚目。どちらの県も息次ぐ暇のないけたたましいフィドル・バンドの演奏で、ドラムが入るのが特徴だというビホル、木製の棒で引くチェロを入れたアラドのナンバーを全20曲収録。女性の歌が入る曲なんか恐ろしくカッコイイ。7~8か所での録音で、年代は多分バラバラ。
- 2019-06-23 21:17
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Paul Peek, Joe South, Four Mints, etc.- ポール・ピーク、ジョー・サウス、フォー・ミンツ - "THE ROCK-A-ROUND"
USA / LP / Mono / Norton ED322 / Rec 1950s, 60s / Pub 2007
見開きジャケット擦れほぼなし、内側きれい、レーベルひげわずか、盤極浅い擦れわずか
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 2480 yen
■アトランタのマイナー・レーベル、NRCと兄弟レーベルをまとめたノートン編集盤。
アトランタのマイナー・レーベル、NRCとその兄弟レーベルは、50~60年代の隠れた名盤多し。"Games People Play"のジョー・サウスのデビュー元だし、ブラック・ロックンロール・ファン垂涎のエスケリータが録音デビューしたポール・ポークのマッド・ロカ(この盤に両面収録)、のちのバブルガム・スター、トミー・ローの初期R&R盤、リンク・レイの知られざるナンバーなどなど話題尽きないレーベル。これはノートンらしい視線で選んだロカビリー&ロックンロール集。【曲】「Paul Peek / The Rock-A-Round」「Joe South / I'm Snowed」「Four Mints / Wolf」「Chuck Wiley / I Love You So Much」「Ric Cartey / Scratching On My Screen」「Shades / Strollin' After Dark 」「Little Jimmy Dempsey / Bop Hop」「Tommy Roe & The Satins / Caveman」「Joe South / Baby That's All Right」「Rod Willis / The Cat」「Sweetie Jones / Baby Please Don't Leave」「Paul Peek / Sweet Skinny Jenny」「Shades / Splashin'」「Rod Willis / Will Travel」「Night Owls / You Shouldn't Oughta Done It」「Wayne Cochran / The Naughty Coo」「Joe South / Chills」「Link Wray And The Raymen / Vendetta」
※本日のアップはこれで終了です
- 2019-06-20 20:45
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Pinetop, State Street Boys, Washboard Sam, etc.- パイントップ、ステイト・ストリート・ボーイズ、ウォッシュボード・サム、etc. - "WINDY CITY BLUES : THE TRANSITION"
USA / LP / Mono / Nighthawk 101 / Rec 1935 to 1953 / Pub 1980s
ジャケット擦れ少々、レーベルひげ無し、盤擦れほぼ無し、A1にわずかプツ音でる小スクラッチ(試聴部)
Jacket
3.5 / Disc
3.5~4 / Sound
3.5~4 2680 yen
■30~50年代シカゴ・ブルースの移り変わりを追った編集盤。
五大湖からの風が強い通称ウィンディ・シティことシカゴのブルースの移り変わりを、30年代から50年代初期の音源でまとめたナイトホーク・レコードの編集盤。同名異人数名いながら、全て個性派ぞろいのブルースマンのパイントップ・スパークス(ヘンリー・タウンゼントG)の35年からロバート・ロックウッドの41年までがA面。裏返すと戦後になり、エレキを持ったタンパ・レッドやホーンが入ったR&B風のジョニー・シャインズを収録。シカゴというと席巻した一部のスターがブルースを変えたように思えますが、変わらない太い根があるのを感じられる一枚。【曲】「Pinetop / Every Day I Have The Blues(試聴)」「State Street Boys / Sweet To Mama」「Washboard Sam / Easy Ridin' Mama」「Robert Lee McCoy / Prowlin' Nighthawk」「Sonny Boy Williamson / Sunnyland」「My Little Cornelius」「Robert Lockwood / Black Spider Blues」「I'm Gonna Train My Baby」「Guitar Pete Franklin / Down Behind The Rise」「Casey Brown Blues」「Tampa Red / Green And Lucky Blues(試聴)」「Robert Lockwood / Gonna Dig Myself A Hole」「Dust My Broom」「Tony Hollins / Fishin' Blues」「Wino Woman」「Johnny Shines / Please Don't」
※本日のアップはこの二枚です
- 2019-06-19 20:45
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Pete Johnson- ピート・ジョンソン - "BOOGIE WOOGIE MOOD"
USA / LP / Mono / MCA MCA1333 / Rec 1940 to 44 / Pub 1980
ジャケット擦れわずか、レーベルひげ極わずか、盤浅い擦れ少々
Jacket
3.5~4 / Disc
3.5~4 / Sound
3.5~4 2480 yen
■ブギウギ・ピアニスト、ピート・ジョンソンの編集盤。
シカゴのアパートのパーティで生まれたというブギウギ・ピアノを30年代から広め、ブルーノート・レコード設立のきっかけにもなったまさにブギウギのキングの一人ピート・ジョンソン。アルバート・アモンズ、ミード・ルクス・ルイスとの共演ものが有名ですが、これはピートの純粋なリーダー録音のみを収録した嬉しい一枚。一曲バンドものあり、あとは全てソロもしくはドラム&ベースのトリオでのナンバーを収録。試聴のような曲が延々続く純度高い一枚。【曲】「627 Stomp」「Basement Boogie」「Death Ray Boogie(試聴)」「Just For You」「Pete's Mixture」「Kaycee Feeling(試聴)」「Lights Out Mood」「Dive Bomber」「Answer To The Boogie」「Mr. Freddie Blues」「Zero Hour」「Bottomland Boogie」「Rock It Boogie」
- 2019-06-13 21:19
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People Of Burundi- ブルンジの人々 - "MUSIQUE TRADITIONELLE DE BURUNDI"
USSR / LP / Stereo / Melodiya C80-26393-005 / Rec 1987 / Pub 1987
ジャケット擦れ少々、レーベルひげ無し、盤擦れほぼ無し
Jacket
3.5 / Disc
4 / Sound
4 3980 yen
■東アフリカ・ブルンジの民俗音楽を収録した一枚。
東アジア内陸部の小国ブルンジの音楽を、ロシア・メロディアとブルンジの首都ブジャンブラの放送局が共同で録音した一枚。ブルンジのハープ、イナンガを伴奏にした、ハーハーと空気の抜ける声の弾き語り、種々の民俗楽器が組み合わさった、ベトナムや中国のようなメロディのバンド+歌ものなど男性が演奏するものをA面に収録。対してB面はまず女性。リトアニアやエストニアの民謡のような澄んだ無伴奏歌、ハーモニーを3曲、ブルンジのカリンバ、イケンベの弾き語りを一曲挟み、ラストは何か祝祭の様子でしょうか、長尺のけたたましい打楽器アンサンブルがラスト。どれも現場にいるような気になるリアルないい音。【曲】「Mbanzabugabo」「Helena Wanje」「Sindirimba(試聴)」「Duh'akagwa」「Umve Kira(試聴)」「N'amayugi」「Akazehe(試聴)」「Guhoza Umwana」「Kayengayenge」「Hozumwana」「Ingoma(試聴)」
- 2019-06-05 20:44
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Poplin Family- ポプリン・ファミリー - "THE POPLIN FAMILY OF SUMTER, SOUTH CAROLINA"
USA / LP / Mono / Folkways FA2306 / Rec 1963 / Pub 1963
ジャケット擦れ極わずか、レーベルひげ無し、盤極浅い擦れわずか、ブックレットきれい
Jacket
3.5~4 / Disc
4 / Sound
4 3980 yen
■サウス・キャロライナのファミリー・グループ。
19世紀にノース・キャロライナからサウス・キャロライナに音楽も携え移ってきたポプリン一家。これはその初代の孫か曾孫ぐらいの世代のグループ。初代ゆずりのアパラチア・ルーツのものに加え、ジョン・フェイヒーがお手本にしたようなホワイト・ブルースやラグ、ほのかなジャズ風味まで入ったほんと他に無い絶品のストリング・バンド。全24曲収録。
- 2019-06-03 20:48
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Pink Anderson, Reverend Gary Davis- ピンク・アンダーソン、レヴァランド・ゲイリー・デイヴィス - "GOSPEL, BLUES AND STREET SONGS"
USA / LP / Stereo / Riverside OBC524 / Rec 1950, 1956 / Pub 1987
ジャケット擦れほぼ無し、レーベルひげ極わずか、しみ少々、盤擦れほぼ無し
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 1980 yen
■この2人を両面に収録したリバーサイドのカントリー・ブルース盤。
35年にレコーディング・デビュー、長きに渡りニューヨークのストリートで聖なるカントリー・ブルースを唄い続けたゴスペル・ブルース・シンガー、レヴァランド・ゲイリー・デイビス。デイビスより早く20年代に初録音、次の録音は50年でその後も活躍したジョージアのブルースマン、ピンク・アンダーソン。この2人を両面に収録したリバーサイドからのアルバム。デイビスは56年、アンダーソンはその50年録音のナンバーを収録。80年代のリイシュー。【曲】「Pink Anderson / John Henry」「Every Day In The Week(試聴)」「The Ship Titanic」「Greasy Greens」「Wreck Of The Old 97」「I've Got Mine」「He's In The Jailhouse Now」「Reverend Gary Davis / Blow, Gabriel」「Twelve Gates To The City」「Samson And Delilah」「Oh Lord, Search My Heart」「Get Right Church」「You Got To Go Down」「Keep Your Lamp Trimmed And Burning」「There Was A Time That I Was Blind(試聴)」
- 2019-05-29 21:00
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People Of Switzerland- スイスの人々 - "FOLK MUSIC INSTRUMENTS OF SWITZERLAND"
Switzerland / LP / Stereo / Claves D8012-13 / Rec 1980s? / Pub 1982
コーティングのボックス外側擦れわずか、内側きれい、レーベル二枚ともひげ無し、盤二枚とも擦れほぼ無し、ブックレットきれい
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 5980 yen
■スイスの民族楽器を特集した2LPボックス・セット。
おもにクラシックや現代音楽のリリースで知られるスイスのクラーヴェ・レーベルが、スイス・ロマンド放送局の助けを得て製作した素晴らしいセット。スイズで使われるありとあらゆる民族楽器を、2LPボックス・セットに収録したもの。スイスの民族楽器というと正直アルプホルンぐらいしか思い浮かばないのですが、それはわずか、全く聞いたことの無い楽器、そして非楽器とも言えてしまうような音で満たされたホント想像のはるか先を行く全54曲。まずディスク1のサイドAからB途中まで、イディオフォン(体鳴楽器)と分類される楽器で、スプーン、カスタネット、大工ほかのハンマー、ラトル、カリヨン、ミュージカル・ソウ、ジューズ・ハープ等々。Bの続きは各種パーカッションを収録。ディスク2のサイドAは弦楽器で、各種チター、ダルシマーのようなハックブレットという楽器、ギターに似たシターンという楽器などなど。サイドBはエアロフォンと題された空気を使う楽器で、これまた興奮。ムチ、草笛、雷棒(?)etc...原始的なものから最後はアルプホルンにつながっていく内容。79年から80年にかけての録音。音も非常にいいです。4か国語の徹底したブックレット付き。
※本日のアップはこれで終了です
- 2019-05-27 21:10
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People Of Viet Nam- ベトナムの人々 - "VIET NAM NO ONGAKU : SANCHI MINZOKU NO UTA TO ODORI"
Japan / LP / Mono / King Riviera GT5015 / Rec 1966 / Pub 1973
ジャケット擦れほぼ無し、レーベルひげ極わずか、盤擦れほぼ無し、帯きれい
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 2480 yen
■小泉文夫、中村とうよう監修の"民俗音楽シリーズ"から、ベトナムの山地民族の音楽を収録した一枚。
民俗音楽研究の第一人者、小泉文夫と中村とうようが監修し、73~4年にキング・レコードからリリースされた"民俗音楽シリーズ"。これはベトナムの山地民族の音楽を収録した一枚で、仏のモーリス・ビテルが現地録音しリビエラ・レーベルから66年にリリースされたもののライセンス・リリース盤。セダン族の、地面に掘った穴に音を共鳴させる独特の琴、ガラス瓶を吹くような音のするベトナムの笙の合奏、ゴングの音楽、無伴奏子守歌などなどどこに針を落としてもドッキリの内容。帯付き。
※本日のアップはこれで終了です
- 2019-05-20 20:51
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People Of Ontong Java, Hugo Zemp(Rec.)- オントンジャワ環礁の人々、ユーゴ・ゼンプ(録音) - "MUSIQUE POLYNESIENNE TRADITIONNELLE D' ONTONG JAVA (ILES SALOMON)"
France / LP / Stereo / Vogue LD785 / Rec 1969 / Pub 1971
コーティングの見開きジャケット擦れ少々、内側ブックレット部きれい、レーベルひげ少々、盤浅い擦れ、極表層のスクラッチ少々
Jacket
3.5 / Disc
3.5 / Sound
3.5 4500 yen
■ソロモン諸島、オントンジャワ環礁の人々のコーラス音楽を収録した仏ヴォーグからの一枚。
ソロモン諸島と言えばガダルカナルが有名ですが、そのガダルカナルのコーラスも及ばないような信じられないほど高度なハーモニーが発達したオントンジャワ環礁のコーラス音楽。これは、フランス人の民俗音楽研究家ユーゴ・ゼンプ(オコラのガダルカナル盤も彼)が現地でそのハーモニーを中心に22曲収録した仏ヴォーグからの一枚。女性のみ、男性のみ、混声、それに打楽器等が加わるものなどスタイルはいくつかにわかれます。聞いていると共鳴に同調して脳が揺さぶられるようなこのハーモニー。録音は69年でリリースは71年。ゼンプによる詳細な解説(英訳付き)ブックレット。写真もゼンプ。