- クラシックLP
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USA / LP / Stereo / Composers Records Inc CRI404 / Rec 1979 / Pub 1979
ジャケットシュリンクビニール入り、擦れほぼ無し、下部中央に縁裂け、レーベルひげほぼ無し、盤美品、すれほぼ無し
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■CRIから、Aにイタリアのダッラピッコラ、Bにアメリカのムーヴズのピアノ曲を収録した一枚。
電子音楽のオットー・ルーニングらによって54年にニューヨークで設立された、現代音楽を専門にリリースするレーベル、コンポーザーズ・レコーズから、二人の現代音楽作曲家のピアノ曲5作品を収録した一枚。Aにはイタリアの作曲家ルイージ・ダッラピッコラ(1904-1975)の2作品で、まずは4楽章からなる『パガニーニのカプリッチョによるカノン風ソナチネ』(1943年)。試聴一曲目です。続いて9曲からなる『アンナリベラの音楽帳』で、彼の娘さんの誕生日にプレゼントした作品だそう。バッハの曲をもとにした作で、12音で作られた、ひっそりとした柔らかなメロディが印象的な幻想的な作。Bは米の作曲家ロバート・ムーヴス(1920-2007)で、エネルギッシュな演奏でスリリングな音が交差する『Fantasia Sopra Un Motivo(意味のある幻想曲?)』(1951年)、試聴の『フェニックス』(1971年)、ラストは全12曲の『小曲集』(1977年)から6曲。一人合わせ鏡の部屋に迷い込んだような、ポツポツとしたタッチで奏でられるうつろな響き。演奏はハイチの黒人女性ピアニスト、ワンダ・マクシミリアン。