- クラシックLP
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USA / LP / Mono / Desto D429 / Rec 1950s / Pub 1966
ジャケット表裏ともに円状の擦れ少々、右下左上カット、レーベルひげわずか、盤美品、擦れほぼ無し
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■デストから、二人の現代音楽作曲家のオーケストラ三作を収録した一枚。
アメリカの現代音楽の作品を地道にリリースし続けたマイナー・レーベル、デストから、二人の作曲家の三つのオーケストラ作を収録した一枚。Aは、先日のネッド・ローレムを教えたレオ・サワビー(1895-1968)の、4作からなる組曲『北国より(試聴は1曲目「Forest Voices」)』。1925年、イタリア滞在中に作曲されたもの。大大大大推薦。モートン・グールドのあの世感をさらに深化させたような音が延々流れるオーケストラ。本当に遠く北国の空気を缶詰したような幻想的な世界。B面は電子音楽で有名なオットー・ルーニング(1900-1996)の2作品で、まずは18世紀の米の作曲家ビリングスの賛美歌のメロディをもとにした『Prelude On A Hymn Tune By William Billings(試聴)』(作曲年わかりませんでした)、そして2曲からなる『Two Symphonic Interludes』(1935年)。こちらもA面と全く同じことが言える、静かにうねるシンフォニー。3作品ともにディーン・ディクソン指揮ウィーン交響楽団で、録音は50年代、これは66年リリース。