- クラシックLP
![]() |
|

USA / LP / Stereo / Gasparo GS108CX / Rec 1981 / Pub 1981
ジャケット表面円状の擦れ、レーベルひげ極わずか、盤擦れ極わずか
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■アメリカの演奏家による、ヴィオラ、チェロ、バスーンの室内楽を収録した一枚。
ニール・ヤングの『Comes A Time』他多くのレコードに参加しているセッション・ヴィオラ奏者ヴァージニア・クリステンセン、J.J.ケールやミッキー・ニューベリー等のアルバムに参加してきたチェロ奏者ロイ・クリステンセン、それにバスーン奏者オットー・アイファートという3人組みで、ヴィオラ、チェロ、バスーンの室内楽を演奏した一枚。サイドAは、モーツァルトやベートーベンと同時代のイタリアの作曲家、アレッサンドロ・ローラの、3楽章からなる『Concertino A Tre In E Flat Major』を収録。スピード感に満ちたテンションの高い演奏で20分超一気に聞いてしまいます。しかし、裏面が素晴らしすぎます!Bは全て現代曲で、4人の作曲家の4作品を収録。まずは女性作曲家ルース・クロフォード・シーガー。フォーク・シンガーのペギー、マイク・シーガーの母親(ピートは夫の前妻の子)で、20年代からアイヴズと親交を深めた前衛作曲家。1曲目は彼女の3楽章からなるバスーンとチェロの『全音階的組曲第二番』(1931年)。続いてやはりアメリカの前衛作曲家ウィリアム・サイドマンの「ヴィオラとバスーンのための変奏曲」(1956年)。次もアメリカ人で、日本の琵琶のための室内楽なども書いているデヴィッド・ローブの、3楽章からなる『チェロとバスーンのための組曲』(1968年)。ラストはイギリスのピーター・ラシーヌ・フリッカーで、3楽章からなるバスーンとチェロのための『Three Arguments』。試聴はローラ、クロフォード・シーガー、ローブ、フリッカー。