- ラグタイム・ピアノLP
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USA / LP / Mono / Origin Jazz Library OJL16 / Rec early1920s to early40s / Pub 1968
フォークウェイズのような貼り紙ジャケット表裏円状の擦れ少々、レーベルひげうっすらあり、盤極浅い擦れ
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■オリジン・ジャズ・ライブラリだとこんな選曲になります。
歴史的なピアノ奏法の一種としてではなく、単純にラグタイム・ピアノの面白いヤツ、しかもSP盤時代の音源で聞きたい、という人にはうってつけのコンセプトで編集されたOJL盤。戦前のブルースやジャズに関しては、追随したヤズーと同等のクオリティーの高さを誇るこのレーベル、めったなことでは聞けないナンバーがぎっしり。19世紀後半にニューオリンズ、セント・ルイスでラグピアノが誕生、そしてスコット・ジョプリンのメロディ重視のリラックスしたスタイルが大ヒット、さらに洗練と極端化、JRモートンがスパニッシュ、ブルース、ラテン・テイストをもりこんでジャズ・ピアノの原型を作り、NYで神業プレイを見せる見世物的なストライドやハーレム・ピアノが誕生(1910年代)。以上、裏ジャケから。さて、収録された14曲ですが、文句無しにスゴイ。非常にメロディアスなベース・ラインなどまるでラングやカール・クレスのギターの元ネタのようなブライス&クラーク「Bow To Your Papa」、既にジャズ・ピアノになっているフランク・メルローズ「Jerry Roll Stomp」等々....リイシューも出ていますが、これは68年のオリジナル盤。【曲】「Sugar Underwood / Dew Drop Alley Stomp」「Smith & Irvine / Lonesome Road Blues」「Blind Leroy Garnett / Louisiana Glide(試聴)」「Blythe And Burton / Dusting The Keys」「Herve Duerson / Easy Drag」「Herve Duerson / Avenue Strut(試聴)」「Frank Melrose / Jellyroll Stomp」「Rob Cooper / West Dallas Drag No. 2」「Blythe And Clark / Bow To Your Papa」「Alonzo Yancey / Everybody's Rag」「George H. Tremer / Spirit Of '49 Rag」「Will Ezell / Mixed Up Rag」「Sidney Wilson / Mississippi Shivers」「Clarence Jones / Modulation」