- クラシックLP
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USSR / LP / Stereo / Melodiya C1028753008 / Rec 1989 / Pub 1989
ジャケット表裏円状の擦れ、レーベルひげ無し、盤美品、プレスに起因するプチ音ところどころ
Jacket 3 / Disc 4 / Sound 4
■ロシアの作曲家二人の室内アンサンブル二作を収録した露メロディア盤。
まずは、ストラヴィンスキーやシェーンベルク等の影響を受け、ロシアで初めて音列技法や電子音楽を実験、映画音楽も多数手がけた作曲家アルフレート・シュニトケ(1934-1998)の5楽章からなる『Hymns For Chamber Instrumental Ensemble』。A面頭からB面前半にまたがる大作で、弦楽器、特にチェロとコントラバスが活躍する作で、第五楽章のみいきいきとした動きになるものの、全編試聴のように讃美歌が低音でゆるやかに描かれた世界。大大大推薦。もう一人は、ソビエト時代の反体制派を代表するエディソン・デニソフ(1929-1996)の『Chamber Symphony』。今度は中~高音の楽器が目立つ、A面に続けて聞くのが美味しい作で、偶然性を音楽に取り入れたという彼らしいなにか自然界の法則に沿って作られたかのような淡い音が絶え間なく広がる作。