- クラシックLP
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USA / LP / Mono / MGM E3015 / Rec 1954 / Pub early60s
ジャケット表裏円状の擦れ少々、背部にテープ、レーベルひげわずか、盤きれい、A1の終わりの方に小プツ音でるスクラッチ
Jacket 3~3.5 / Disc 4 / Sound 3.5~4
■ヴィラ・ロボスの『バキアーナス・ブラジレイラス第一番』と同『第四番』を収録した一枚。
(↓と同じ内容です)ブラジルのみならず、近代クラシックを代表する作曲家と言えるヴィラ・ロボス(1887-1959)。これは、32年から45年にかけて、ピアノ・ソロから管弦楽編成まで様々な編成で9作品作られたヴィラ・ロボスの代表作『バキアーナス・ブラジレイラス(ブラジル風バッハ)』を両面に2作納めた一枚。A面は3楽章からなる『第一番』(1932年)で、8本のチェロという聞いたことの無い編成で演奏される作品。心地よく軽快なリズムで肉厚な第一楽章、ロマンチックな第二楽章、慌しく躍動感溢れるフーガの第三楽章。B面は11年の歳月を要した4楽章からなるピアノソロの『第四番』(1941年完成)。力強く叩き鳴らされるフレーズの繰り返しに胸を打たれる第一第二楽章、ラテン風のリズム&メロディで激しく展開していく第三楽章、もう50年代以降のジャズ・ピアノでも聞いている気になる第四楽章。Aの指揮はセオドア・ブルームフィールドというクリーヴランドの楽団の指揮者で、Bはイスラエル生まれのピアニスト、メナヘム・プレスラー。試聴は『第一番』、『第二番』ともに最終楽章。オリジナルは54年で、これはMGMの60年代リイシュー・シリーズの中の一枚。