- クラシックLP
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U.K. / LP / Mono / Saga XID5206 / Rec 1962 / Pub 1962
コーティングの三辺折り返しジャケット表裏擦れ少々、裏ジャケット下部にしみ、右下部折れ目、レーベルひげ無し、盤極浅い擦れ少し
Jacket 3 / Disc 3.5~4 / Sound 3.5~4
■アイアランドの室内楽/ピアノ曲を4作品収録した一枚。
ヴォーン・ウィリアムスらと同時代の作曲家で、BブリテンやEJモーランの師でもあったイギリス印象主義の作曲家ジョン・アイアランド(1879-1962)。交響曲や協奏曲は少なく、ピアノ曲、歌曲、室内楽の小品を数多く残しました。本作は、アイアランドが亡くなった62年に、追悼の意を込めてリリースされた英サーガ盤。サイドAに3楽章からなる『ヴァイオリン・ソナタ第2番』(1915-17年)、サイドBに、クラリネットとピアノの『幻想ソナタ』(1943年)、3曲からなるピアノ曲『装飾』(1912-13年)、やはりピアノ曲「聖なる少年」(1913年)の4作品を収録。イギリスの作曲家に共通してある美しく陰影のあるメロディ、グイグイと心をこじ開け入ってくるような鮮烈で生々しい演奏、胸が苦しくなるような感激。テサ・ロビンス(VLN)、シア・キング(CL)の二人の女性に、ピアノはアラン・ローランズによる演奏。試聴は『ヴァイオリン・ソナタ』第一楽章と、アイアランドで最も有名な「聖なる少年」。となりの部屋から信じられないほど素晴らしいメロディが聞こえてくるようなこの演奏に涙。オリジナル・レーベル/ジャケット。