- ジャズ45rpm EP
![]() |
|

USA / 45rpm EP / Mono / RCA Victor EPB3115 / Rec 1953 / Pub 1953
見開きジャケット表裏ともに円状の擦れ、内ジャケットきれい、レーベル二枚ともにきれい、盤浅い擦れ、チリパチ音少々
Jacket 3~3.5 / Disc 3~3.5 / Sound 3~3.5
■ノン・カテゴリー・ジャズ・バンドS&Fの53年の衝撃のデビュー作。4曲入りEP2枚組。
30年代からその未来的な感覚で知られていた(業界内でもあまりにも非商業的だと言われ、それが原因で病気になってしまったそう....これ聞くと納得できるのも事実)アレンジャーEソーターと、Gミラー楽団のアレンジャーを経て現代音楽も学んだフィネガンのチーム。スウィング最重要作を作っていたからこそ脱却できたと思わせるこの恐るべきアレンジ・センスは新鋭のアレンジャー達に相当影響を与えたようで、RCAが後にステレオ・アクションの総本山になるのがよく分かります。鉄琴&木琴の聞いたことのない響き、ドラマチックな不協和音、中近東メロディ、遠鳴りのボンゴ、モノラルなのにステレオ・アクションに聴こえてしまう楽器の配置、そして音のダイナミズムによる立体感。何よりも延々と万華鏡をのぞいているようなアレンジ。テルミンのような女性Voをいれた「April In Paris」、まるでサンプラーを使っているような反復をバックに笛やホーンでミニマルに展開する「Midnight Sleighride」、鳩の鳴き声のようなイントロから地下を歩いているような抑制されたハーモニーでつづったトランキライズド・ジャズ「Azure-Te」等々一時も耳が離せない8曲。【曲】「Doodletown Fifers」「April In Paris(試聴)」「Midnight Sleigride」「Rain(試聴)」「Azure-Te」「Stop! Sit Down! Relax! Think!」「Moonlight On The Ganges」「When Hearts Are Young」