- ブルース45rpm
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Japan / 45rpm / Mono / Stereo / Em EM1117CD / Rec 2013 / Pub 2012
新品シールド
Jacket 5 / Disc 5 / Sound 5 1890 yen
■ノアルイズのギタリスト、武末亮のファースト・ソロ・アルバム。
当店店員らのバンド、ノアルイズ・マーロン・タイツのギタリスト、武末亮のファースト・ソロ・アルバム。実は、音源自体はかなり前に出来上がっていたのですが、紆余曲折あり、しかし妥協をせずいいものを、ということで本日のリリースとなりました。結果文句無し、最高のものになっています。
1. 「Six-O-Seven Blues」
武末の自作。本作で唯一多重録音の手法で作られたアルバム・タイトル曲。数層に渡って重ねられたギター、オルガン等と絶妙なリズム感で構成されたブルース・ファンタジー。ノアルイズ鈴木・阿部がちょろっと参加しているのですが、初めて完成Verを聞いたときには、まさかこうなるかと、本当驚きました。
2. 「Old Country Rock」
オリジナルは戦前のカントリー・ブルース・ギタリスト、ウィリアム・ムーア。"ロック"という言葉が初めて使われた曲、なんていう面白い話もあるナンバー。これをカヴァーした白人ブルース・ギタリスト、バックワーズ・サム・ファークの影響が色濃く滲むヘヴィなギター・ピース。
3. 「In Christ There Is No East Or West」
いまやギター・ファンで知らぬもののいないジョン・フェイの大名曲カヴァー。↑のファークが戦前カントリー・ブルースを、響きを増大し塗り替えたように、テンポ、演奏のコントラストをよりはっきりさせプレイ。ちなみに武末が弾いているのはマーチンD76。ジャケット写真のギターで、ジョン・フェイのとあるアルバムに写っているこのモデルにほれ込み入手。今は亡きフェイも喜んでいるはず。
4. 「I'm So Glad」
戦前カントリー・ブルース・マンの中でも最も悲痛な歌とギターを聞かせたスキップ・ジェイムスのカヴァー。やはりこれをカヴァーしたファークに影響を受けているものの、スキップ・ジェイムスにも、ファークにも無かった音(細かいですがこれがほんとに効いてる)を加え、新鮮な印象を生んでいる演奏。
5. 「On Doing An Evil Deed Blues」
再びジョン・フェイ作のナンバーで、独特な曲世界と、生々しいピッキングの音、そして武末ならではの濁りが加えられたビヨンド・ブルース。
6. 「Requiem For John Hurt」(試聴)
似たものが思い浮かばない、なんともウォームなブルース弾き語りで知られるミシシッピ・ジョン・ハート。これは、ジョン・ハートが亡くなった際にジョン・フェイが作った鎮魂曲。さらさらとした優しいピッキングからラストにかけてのドラマが胸を打つナンバー。この曲、弾くのはスゴイ難しいんです。
7. 「On Doing An Evil Deed Blues - Tomoki Kanda Re-Edit」(試聴)
Crue-L Records音のウィザード神田朋樹によるリミックス。曲の断片をつむぎ全く新しいナンバーになった最高のVer.。しかし武末の持つブルースの響きは全く薄れていない。
発売元エム・レコードのサイトもぜひご覧下さい。
発売元エム・レコードのサイトもぜひご覧下さい。