- クラシック/現代音楽LP
![]() |
|

USA / LP / Stereo / New World NW203 / Rec 1976 / Pub 1976
見開きジャケット表裏きれい、ブックレット部に極小のはがれ一か所、レーベルひげ無し、盤擦れ極わずか
Jacket 3.5~4 / Disc 4 / Sound 4
■カウエル、ケージ、ベン・ジョンストン、コンロン・ナンカロウの、ピアノを用いた新しい音楽を収録した一枚。
4人のアメリカ人クラシック/現代音楽作曲家が書いたピアノ曲(もしこれがそう言えるのならば)を収録した、ニューワールドの実験音楽の中でも相当に注目すべき一枚。ヘンリー・カウエルによる頭の3曲、これがまずピアノの新世界にいざなう作品。鍵盤を叩いて出る音はピアノが全体が出せる音の一部分として扱った作品。続いてジョン・ケージは有名なプリペアド・ピアノ・ソナタから4曲。B面頭は、ベン・ジョンストンによる、半音よりも細かなチューニングを施されたピアノの4曲からなる微分音ピアノ・ソナタ。ラストはコンロン・ナンカロウ。ナンカロウは、プレイヤー・ピアノという、ピアノ・ロール紙に穴を開けてオルゴールのようにピアノを再生する自動演奏ピアノの実験音楽を続けた人。プレイヤー・ピアノは、レコードの録音のように演奏をリアルタイムで記録して(紙に穴を開けて)後で同じように再生するのが基本の使い方。しかし、シーケンサーのようにその紙にあらかじめ穴を開けてそれを装置に通せば、とても人間が出来るはずもない演奏が可能になります。メキシコの自宅にて録音した3曲を収録。ナンカロウ以外の演奏は、アメリカ現代音楽を得意としたロバート・ミラー。【曲】ヘンリー・カウエル「The Banshee」「Aeolian Harp(試聴)」「Piano Piece (Paris, 1924)」、ジョン・ケージ『Sonatas and Interludes』(「Sonata I」「Sonata V(試聴)」「Second Interlude」「Sonata X」「Sonata XII」、ベン・ジョンストン『Sonata for Microtonal Piano』(「Movement 1-4」(試聴))、コンロン・ナカロウ『Studies for Player Piano』(「Study #1(試聴)」「Study #27」「Study #36」)