- クラシックLP
![]() |
|

USA / LP / Stereo / Columbia MS6176 / Rec 1960 / Pub 1960
ジャケット表裏擦れほぼ無し、裏面にシール跡、目立たないボールペン書き込み、レーベルひげ極わずか、盤擦れ極わずか
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■Aにエリオット・カーター、Bにハロルド・シャペロの室内楽を収録した一枚。
チャールズ・アイヴズに深く影響を受けアメリカ音楽に大きな一ページを刻んだエリオット・カーター(1908-2012)。ジャズ・ピアニストでもあり、ヒンデミットやスロニムスキーに習い現代音楽の世界で活躍したハロルド・シャペロ(1920-2013)。この二人のアメリカ人作曲家の室内楽を収録した一枚。カーターのAは、フルート、オーボエ、チェロ、ハープシコードという編成での3楽章からなるソナタ。これがほんとに面白い。フレッド・カッツが現代音楽の世界に入ったらこんなの作るのでは?というムードで、緩急混ぜつつも緊張感たっぷりの楽器の会話、対位法を駆使した最後まで耳が離せない表現主義的なナンバー。この編成ならではの面白さも詰め込まれています。Bシャペロはモダンな新古典主義風の『弦楽四重奏第一番』で、これはもう単純にムチャクチャカッコイイ作。メジャー7thコードを基本の響きにしたゾクッとする第一楽章、試聴の第二楽章、バルトークやヒナステラのような身震いする響きをモダンにした感の第三楽章、試聴の第四楽章。最高。それから、ノアレコのチープな再生環境でもびっくりするぐらいいい音がします。二人のバイオ、二作の解説が付いたオリジナル内袋付き。オリジナル・レーベルDG、ステレオ盤での入荷。