- クラシック78rpm
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USA / 78rpm / Mono / Columbia MM644 / Rec 1946 / Pub 1946
ジャケット表裏擦れ少々、端々ほころび、内ジャケットにぽつぽつとしみ、バインダー部しっかりしています、スリーヴも6枚ともに破れ等無し、レーベル擦れわずかあるものあり、盤6枚全て極浅い擦れのみできれい、サイド7の冒頭に小プツ音数回でる浅いスクラッチ一本
Jacket 3 / Disc 4 / Sound 4
■ロベール・カサドシュが弾く『前奏曲集第二巻』、SP盤6枚のアルバム・セット。
ドビュッシーが、晩年、それまでの自分の音、語法を集結するように、それぞれ12曲ずつ二巻で24のピアノ曲を発表、生涯の傑作『前奏曲集1/2』。「亜麻色の髪の乙女」や「沈める寺」等、情景が目に浮かぶような美しいメロディが印象的な『第一巻』は3ヶ月で完成、その後、さらに自分の世界を深く掘り下げたこの『第二巻』は完成までに4年近くを要したといいます。そして出来上がったのは驚くべき12曲。ドビュッシーの作品の中で最も前衛的で底の見えない響きを持った実験的な曲集となりました。ドビュッシーの陰の部分が増大したような、不気味とさえ言える曲の合間に信じられないほど美しいナンバーが配置され、一種異様な輝きを持った作品になっています。流れるような自然で気品に満ちた演奏は、主にラヴェルで知られる名手ロベール・カサドシュ(1899-1972)。ちなみにカサドシはこれ以前に『第一巻』を録音しておらず初の録音で『第二巻』を選んだということになります。12曲それぞれが片面に収録されたSP盤6枚のアルバム・セット、米コロンビア盤。46年。【曲】「霧」「枯葉」「ヴィーノの門(試聴)」「妖精たちはあでやかな踊り子」「ヒースの荒野(試聴)」「奇人ラヴィーヌ将軍」「月の光が降り注ぐテラス」「水の精」「ピクウィック殿をたたえて」「カノープ」「交代する三度」「花火(試聴)」
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