- クラシックLP
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USA / LP / Stereo / Mainstream MS5001 / Rec 1970 / Pub 1970
コーティングの見開きジャケット表裏擦れ極わずか、下部中央に小縁裂け、内ジャケット擦れ少し、きれい、レーベルきれい(ひげ無し)、レーベルひげ無し、盤美品、擦れ極わずか、時折プツ音
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 3.5~4
■メインストリームの現代音楽シリーズから、イギリスの4人の作曲家の4作品を収録した一枚。
フレッド・フリスやジョン・ゾーンにも影響を与えたアメリカの現代音楽作曲家アール・ブラウンがA&Rをつとめ、60年代から70年代にかけてメインストリームから送り出したコンテンポラリー・サウンド・シリーズの一枚。本作は、イギリスの4人作曲家の4作品を収録した70年の一枚。ど頭から衝撃。ピーター・マックスウェル・デイヴィース「Antechrist(試聴)」は、13世紀や15世紀の中世音楽をモチーフにした6人で奏でられる室内楽アンサンブルで、何か異星人のトラッドとでもいうような音。このぐっちゃり具合はもうクラシックではありません。続くハリソン・バートウィッスル「Ring A Dumb Carillon」は、ソプラノ・ヴォーカル、クラリネット、パーカッションによるナンバーで、クリストファー・ローグという詩人の詩の世界を、日本の能楽や中国の京劇風に仕上げたという作品。次はポップ・ファンにもよく知られるデヴィッド・ベッドフォードの「Come In Here Child(試聴)」。米のビート詩人ケネス・パッチェンの詩を基にした作品で、ピアノとソプラノ歌手のナンバー。普通のアコースティック・ピアノを使い、マイクを弦に近づけたり遠ざけたりしてアンプリファイする手法も新鮮。ラストはリチャード・オルトン「Cycle, For 2 Or 4 Players」。オルトン自身のピアノと付随的なテープ音、それにチェロの2人で奏でられるナンバー。アルバム一枚濃い内容です。
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