- 民俗音楽/エストニアLP
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USSR / LP / Mono / Melodiya M3046729004 / Rec 1936 to 1984 / Pub 1986
見開きジャケット表裏擦れ少々、内側きれい、レーベル二枚ともひげ無し、盤二枚ともほぼ新品同様、オリジナルのLDビニール・スリーブ
Jacket 3.5~4 / Disc 4 / Sound 4
■エストニアの民俗音楽を収録した露メロディアの二枚組。
バルト海を挟んで向かい合うフィンランド、南のヨーロッパ諸国、東に隣接し支配下だったこともあるロシアの影響も受けた文化が育ったエストニア。これは、ロシア国営メロディアが製作した、エストニアの民俗音楽をまとめたあまりに素晴らしい2LP。音源は36年から84年まで。まずは民族楽器を中心にしたインストゥルメンタルで幕開け。鹿の角笛、チターに似たエストニアの弦楽器カンネル、かなり独特なフィドル・チューン、口琴、コンサーティナの曲など11曲。続いてA面途中から、B面、C面、D面最後まで全て無伴奏のフォーク・ソング。気が遠くなりそうなこのボリューム。エストニアのフォーク・ソングを特徴づける、古代のルーン語で唄われる歌が多いそうなのですが、延々と想像もつかない歴史・文化の濁流が背後から立ち上ってくる静かな歌い口にただ感動。まず最初は北部エストニアの歌で、7曲収録。B面は西部の歌を14曲。女性ソロ、コーラス、男女デュエット等スタイルはさまざま、ですが8割方女性の歌。これもエストニアの特徴なんだそう。C面は南部で17曲収録。ほとんどが女性一人の歌で、全ての面の中で最もひっそりとした印象。そして最後にはライナーでも強烈にプッシュされている、少数民族セト族の歌を収録。ガラリ響きが変化、全て二声以上のコーラスで、なだらかでミスティックな微細なハーモニー。エストニア語、ロシア語、英語のライナー。※55曲収録、下の写真をどうぞ
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