- ジャズ78rpm
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U.K. / 78rpm / Mono / His Masters Voice B8318 / Rec 1935 / Pub 1935
レーベル、盤ともにほぼ新品同様のコンディション
Jacket n/a / Disc 4 / Sound 4
■ポール・ホワイトマン×レジナルド・フォーサイス。
レイモンド・スコットやアレック・ワイルダーより先に、ジャズと室内楽を混ぜた不思議な音楽を作った英の天才作曲家レジナルド・フォーサイス。30年代前半は在米、34~35年にはポール・ホワイトマンのアレンジ(ファーディ・グローフェなんかが務めた地位)をやっていました。ホワイトマンは、34年の暮れから35年の前半にかけて、フォーサイスのいくつかの曲を録音、これは両面フォーサイスの代表作の一枚。本当に時代の先の音楽をやっていたホワイトマン楽団ですが、これは本気のホワイトマン楽団のポテンシャルがどんなものか伝わる両面。他のダンス・バンド、ジャズでは聞いたことの無いメロディ、不規則なモザイク状で絡みあうアレンジによるフォーサイスといえばのA、キャブやエリントン風の真っ暗なメロディから、ほのかな東洋趣味を感じさせつつ徐々に暗闇から脱出するB。イギリスHMV盤、これ以上は望めない美品です。