
“We are dedicated to the documentation of American music that is largely ignored by the commercial recording companies.”(オフィシャル・サイトより)
■アメリカ音楽の200年間を100枚のアルバムでまとめ上げるというテーマのもと1975年に設立されたニュー・ワールド・レコード。商売としては難しそうな姿勢のこのレーベルは、ロックフェラー財団の資金提供で実現されました。そして生まれたカタログは他に例を見ないもので、ヒルビリー/ブルースのマスターピース、ホワイト・ゴスペルのコーラス音楽、セシル・テイラーらのフリー・ジャズ、インディアンの音楽、19世紀の知られざる作曲家の器楽/室内楽曲、ヘンリー・カウエルやジョン・ケージ等の現代音楽、アメリカ在住の移民や二世たちによる民俗音楽etcetcが同列で並ぶ、”アメリカ”というジャンルのみ有効なラインナップ。しかもどれもが斬新で説得力に溢れた切り口で編集された、コンピレーションの概念を刷新するようなものばかり。こんなレーベルが注目を集めないわけは無いはずで、当初の予定の100枚をリリースした後もレーベルは存続、現在も精力的にリリースを続けています。今回、その最初の100枚がほぼ全て入荷しました(1枚のみ欠品あり)。全て見開きジャケット、詳細解説付きの体裁です。
■2004年のクック・ラボラトリーズ、2008年のロカナンタに続くノアレコのレーベル特集第三弾。連日少しずつアップしていきます。世界中から多くの人が移り住んできた新世界(ニュー・ワールド)アメリカが生んだ音楽の新世界、じっくり味わってください。