- クラシックLP
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New Zealand / LP / Stereo / Kiwi SLD57-58 / Rec 1980 / Pub 1981
見開きジャケット表裏円状の擦れ少々、内側きれい、レーベル2枚ともひげ極わずか、盤擦れほぼ無し、サイド4の一曲目の冒頭に汚れでサッと入るノイズ
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■ニュージーランドの作曲家ダグラス・リルバーンの室内楽/器楽作を6作品収録した2枚組、ニュージーランド盤。
ニュージーランドの作曲家ダグラス・リルバーン(1915-2001)。ニュージーランドの北島のワンガヌイという町に生まれ、クライストチャーチで音楽を学びイギリスへ渡り、ヴォーン・ウィリアムスに師事。その後ニュージーランドへ戻り創作を始めます。本作は、リルバーンが45年から57年の間に書いたの室内楽/器楽作を6作品収録した、ニュージーランド盤オンリーの2枚組。これがもう、感激の内容。同じオーストラリア出身のパーシー・グレインジャーの親しみやすい民俗音楽(リルバーンはグレインジャーに認められ本格的に音楽の道へ)、師のヴォーン・ウィリアムスの、身が引き締まる寒さの中にある人間味、ロマン派から12音、電子音楽へと移っていく方向性etcを背景にもった音楽が、ニュージーランドの豊かな自然の中に放たれるような、戸外の室内楽というような作品の数々。冒頭の、自然体で奏でられつつ、一つの楽章中で音楽の旅をするような美しい『クラリネット・ソナタ』からラストの『木管五重奏』まで心が洗われるフル・ヴォリュームの一枚。ニュージーランドのミュージシャン達の現地録音で、キウィという現地のレーベルから。【曲】3楽章からなる『Sonatina For Clarinet And Piano(試聴・第3楽章)』(1948年)、3楽章からなる『String Trio』(1945年)、3楽章からなる『String Quartet In E Minor』(1946年)、6楽章からなる『Duos For Two Violins(試聴・第6楽章)』(1954年)、3楽章からなる『Sonata For Piano』(1949年)、3楽章からなる『Wind Quintet(試聴・第3楽章)』(1957年)