- クラシックLP
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Canada / LP / Mono / Radio Canada Transcriprion 141 / Rec mid50s / Pub mid50s
ジャケット背部縁裂け左下部に剥落、左上に貼り物、裏ジャケットに円状の擦れ少々、レーベルに貼り物、盤擦れ極わずか、きれい、グラシンのスリーヴ
Jacket 2.5 / Disc 4 / Sound 4
■カナダCBCのトランスクリプション盤。ヴァルラン、ペントランドの弦楽四重奏曲を収録した一枚。
カナダのラジオ局CBCラジオ・カナダ用に録音され、一般には発売されなかったトランスクリプション盤。本作は50年代(恐らく中期)に製作されたもので、両面にそれぞれ一人ずつ二人のカナダ人作曲家の弦楽四重奏曲を収録した一枚。Aは、30年代にクロード・シャンパーニュに師事し作曲と理論を学んだ後まずは批評家として活躍、その後本格的に作曲を始めたジャン・ヴァルラン(1915-1994)の三楽章からなる『弦楽四重奏曲第1番』。裏面は、ストラヴィンスキー、ヒンデミット、アーロン・コープランドに影響を受け作曲を始め、カナダを代表するまでとなった女性作曲家バーバラ・ペントランド(1912-2000)のやはり三楽章からなる『..第1番』。心地良い緊張感に満ちたミステリアスなメロディが続くヴァルラン、ミヨー等にも通じる挑戦的な古典の再生の中に涙が出るような美しい響きが組み込まれたペントランド。演奏はモントリオール・ストリング・カルテット。試聴はヴァルランの第一楽章とペントランドの第二楽章。