- クラシックLP
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USA / LP / Mono / Westminster XWN18486 / Rec 1954 / Pub mid to late50s
コーティング・ジャケット表裏円状の擦れ、上部縁裂け、裏ジャケットにスタンプ、レーベルひげあり、盤浅い擦れ、ごく表層スクラッチ
Jacket 3 / Disc 3.5 / Sound 3.5
■オネゲルの代表作『機関車パシフィック231』。
フランス6人組の中でも、特にアンチ・ロマン主義/印象主義の傾向が強かったアルチュール・オネゲル(1892-1955)。これは、オネゲルの代表作である機械仕掛けのシンフォニー『パシフィック231』(1923年)を収録した米ウエストミンスター盤。パシフィック社製231型機関車が走る様子を表現したものですが、聞いていると、これ走る様子を眺めるのではなく機関車の心臓部に入り、鉄の軋む音や耳を貫く汽笛を間近で感じているような気になる凄まじいナンバー。オネゲルは列車ファンだったそうで、車軸が動く様子などをかなり忠実に表現しているのにも驚きます。2曲目の「Rugby」、これがまた問題の一曲。...231同様、ムーヴメント・シンフォニーと名づけられた、あるものの動きをオーケストラにする手法で描かれていますが、今度は人間の体。ラグビーをする人間の様子を表現した、231よりも激しく細かな動きをするオーケストラが楽しめます。演奏はヘルマン・シェルヘン指揮のロンドン・フィルハーモニー管弦楽団。54年録音。この前に写真無しジャケットでリリースがありますが、これはこのジャケットになった際のオリジナル・レーベル。【他収録曲】「機関車パシフィック231(試聴)」「ラグビー(試聴)」「交響的断章第3番」「テンペストのための前奏曲」「夏の牧歌」「喜びの歌」