- ジャズLP
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USA / LP / Mono / Fantasy 7002 / Rec 1956 / Pub 1970s
ジャケット表裏擦れわずか、裏ジャケットにしみ少々、レーベルひげ無し、盤極浅い擦れ
Jacket 4 / Disc 4 / Sound 4
■ビート・ジャズの歴史的傑作。
米のアンダーグラウンド・カルチャーの原点であり、ヒッピーやパンクにも繋がっていくビート・ジェネレーション。これは、サンフランシスコを拠点にした詩人ケネス・レックスロス(A面)と、 ビート・カルチャーを発信した伝説のシティ・ライツ・ブックストアを立ち上げたローレンス・ファーリンゲッティー(B面)の二人の朗読とセラー・ジャズ・クインテットというグループの演奏が融合された、まさしくビート・ジャズを代表する名盤。SFのビート族の巣窟、セラーでの実況盤。A面はレックスロスで、ディラン・トーマスに捧げられた「Thou Shalt Not Kill(試聴)」。レックスロスの抑揚をつけた朗読に、ミンガスや初期チコ・ハミルトン風の演奏を組みこんでくるのですが、音楽と詞のバランスといい、あらかじめ決め事が無いなんて信じられない完成度。B面はファーリンゲッティの3曲で、詞と4ビートのコール&レスポンスの「Autobiography(試聴)」、淡く美しい演奏をバックにした「Statue Of St.francis(試聴)」、エリック・ドルフィー『Out To Lunch』風の危険な演奏も最高な「Junkman's Obbligato」。オリジナルは57年、これは70年代プレス。