- クラシックLP
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U.K. / LP / Mono / London Editions De Loiseau Lyre OL298 / Rec 1967 / Pub 1967
コーティング・ジャケット表裏円状の擦れ少々、レーベルひげ極わずか、盤浅い擦れ、小プツ音出る極小スクラッチわずか
Jacket 3.5 / Disc 3.5~4 / Sound 3.5~4
■英のメゾ・ソプラノ、ジャネット・ベイカーが、エキゾチックなフランス歌曲を唄ったアルバム。
演奏はメロス・アンサンブル。まずはラヴェルで、ストラヴィンスキーの『三つの日本の抒情詩』を聞いて作ったという、このジャンルの傑作、というか桁違いの輝きを放つ『ステファヌ・マラルメ三つの詩』。続いて、ヴァンサン・ダンディ一派の、中では最も古風なショーソンの『終わりなき歌』。B面最初は再度ラヴェルで、三楽章からなる『マダガスカル島民の歌』。民俗音楽をもとにしたものでなく、マダガスカルのクレオール詩人バルニーの詩に、反植民地的メッセージを込めて作ったラヴェルの新境地的作。ラストはラヴェルの弟子で、親の職業のためインドや中国、日本に滞在、アジア音楽の影響を受けた作を作ったモーリス・ドラージュのデビュー作『四つのインドの詩』。民俗楽器を真似た特殊な楽器演奏法、ドローン等を取り入れたこの作はドビュッシーも絶賛したといいます。彼女の奥深くふくよかな歌もはまった名演。※本日のアップはこれで終了です