- クラシック/現代音楽LP
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Hungary / LP / Stereo / Hungaroton SLPX11744 / Rec 1976 / Pub 1976
コーティング・ジャケット表裏ともに擦れ少々、レーベルひげ少々、盤擦れほぼ無し
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■ハンガリーの作曲家カルマール・ラースローの室内楽作を収録した76年の一枚。
リゲティを教えたファルカシュ・フェレンツに師事し、67年に発表した合唱曲『Senecae Sententiae』で注目を浴びたハンガリーの作曲家カルマール・ラースロー(1931-)のハンガリー・フンガロトン盤。5つの室内楽/器楽作、歌曲を1つ収録した76年のアルバム。フルート、マリンバ/ヴィブラフォン、ギターによる「Trio(試聴)」、バロックのメロディをもとに数種のカノンで全く新しいピアノ曲に仕上げた「Four Cannons For Piano(試聴)」、自然現象を楽器で音真似したような演奏が不思議なメロディを生んでいるストリングスの作「Cycles」、オルガンとヴィブラフォン、ハープによる「Sotto Voce」、詩人アーコシュ・フォドルの詩をもとにした、二人のシンガーの歌、クラリネット、チェロ、ハープの霧の中を手探りで歩くような「Song(試聴)」、その「Song」の世界を顕微鏡で覗いたような、弦、管、ハープ等の演奏の「Notturno No.1」。それぞれの曲も曲中の展開もバラエティ豊かでいて、妙に力の抜けたアンサンブル、音の明度や淡さは皆共通している、不思議な響きで満たされた一枚。