- ジャズ/ピアノLP
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U.K. / LP / Mono / Spotlite 128 / Rec 1947 / Pub 1975
コーティング・ジャケット表裏ともに円状の擦れ少々、レーベルひげ無し、盤擦れほぼ無し
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■47年のダイアル録音をまとめた編集盤。それだけではありません。
バップの理論の開拓者としての影響の大きさ、残したリーダー作から考えればバップ・ピアニストとしてはバド・パウェルにかなう人は誰もいないかも知れませんが、チャーリー・パーカーを始め参加したセッションの多彩さ重要さ、またそこでの演奏の素晴らしさは誰にも負けない最高のジャズ・ピアニスト、ドド・マーマローサ。いきなりですが、これは最高のレコード。後年の編集盤ですが、ドドに興味のある方はまずこれを。本作はビバップを地下から表の存在にした重要レーベル、ダイアルへの録音をまとめたもの。47年の12月3日の1日で録音されたもので、オリジナルは、ダイアルの10インチLPと、そこに漏れたものはSP盤としてリリースされました。それを全て収録、さらに....。まずダイアルのセッションは、全てハリー・ババシン(B)、ジャッキー・ミルズ(D)とのトリオ。ほとばしる、しかし冷静さを失わない極上のアップから、有名なドド・ソロ「Mellow Mood」を思い出す女性的とさえ感じさせるセンチメンタルな美メロ・ナンバーまで、ババシンの唄うベースも素晴らしい10曲。そして、両面のラストに2曲ずつ入っているとんでもないおまけに仰天。Aは「Tone Paintings」と題された2曲で、リリースされる予定の無かったスタジオでのピアノ・ソロ演奏。Part1は40年代の「In A Mist」という趣の近代クラシック・ミーツ・ジャズなナンバー。パート2、これがまた最高。未来のFウォーラーともいうべき音がバンバン出てくる全く斬新なストライド・ピアノ曲。Bの最後はラジオ局用に録音された2曲、これだけ46年。Aテイタム風に全編インプロでズキズキくるフレーズのオンパレードの...万歳。イギリス盤。【曲・曲目がかさなっているのはテイク違い】「Bopmatism」「Dodo's Dance」「Trade Winds」「Dary Departs(試聴)」「Cosmo Street」「Tone Paintings 1(試聴)」「Tone Paintings 2」「Bopmatism」「Dodo's Dance」「Trade Winds」「Dary Departs」「Dary Departs」「Cosmo Street」「Deep Purple」「Tea For Two」