- クラシックLP
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USA / LP / Stereo / Monitor MCS2017 / Rec 1958 / Pub mid60s
ジャケット表裏擦れ少々、レーベルひげ無し、ピカピカです
Jacket 3.5~4 / Disc 4 / Sound 4
■フランスの4人の作曲家の4つのヴァイオリン室内楽を収録した一枚。
坂本龍一のアルバム『1996』にも参加したニューヨーク交響楽団の首席ヴァイオリニスト、デヴィッド・ナディアンと、クラシックやRVG以前のジャズも録音した高名な録音エンジニア&ピアニスト、デヴィッド・ハンコックの二人が、フランスの4人の作曲家のヴァイオリン室内楽を4作品演奏した一枚。まずは、フランス産のヴァイオリン・ソナタの最高傑作と言われる、セザール・フランク(1822-1890)の『Sonata For Viloin And Piano』(1886年)。ひりひりするような肉感的なヴァイオリン、対照的に一段奥まった深みのあるピアノで聞く全4楽章。続いて、ドビュッシー生涯最後の作品となった3楽章のヴァイオリン・ソナタ(1917年)。エネルギッシュでありつつ、どこか厭世的、暗部をさらすような印象、それにドビュッシーならではの音がビシバシ現れる心揺さぶられる作。この音がまた曲とあいまって強烈。続いてラヴェルの「Piece En Forme De Habanera」(1907年)。その名のとおりハバネラのリズムで演奏されるエキゾチックな作品。ラストはフォーレ(1854-1924)の「Berceuse」(1879年)。ゆりかごというタイトルから伝わるように、柔らかいピアノとシンプルで美しいメロディが心をうつ子守唄。試聴はフランク第一楽章とフォーレです。録音は58年(エンジニアはハンコック自身)、これは60年代のプレス。