- クラシックLP
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Holland / LP / Stereo / Philips A00575L / Rec 1961 / Pub 1961
見開きジャケット表裏擦れわずか、内ジャケットに小ボールペン書き込み、レーベルひげわずか、盤擦れ極わずか
Jacket 3.5~4 / Disc 4 / Sound 4
■蘭フィリップスの"モダン・ミュージック・シリーズ"から、ミヨーの協奏曲集『四季』を収録した一枚。
ドビュッシーの『弦楽四重奏』の譜面を見て音楽を志し、サティやコクトーとの出会いからフランス6人組として活躍、第一次世界大戦後のフランス音楽界で最重要作曲家の一人となったダリウス・ミヨー。本作は、オランダ・フィリップス(本家)が50年代に始めた現代音楽シリーズ"モダン・ミュージック・シリーズ"の中の一枚で、ミヨーの四つの協奏曲集『四季』を、ミヨー自身の指揮で演奏した一枚。『四季』といっても4つの作の作曲時期はばらばらで、最終的に四季となるよう作られた作。明るく牧歌的、まばゆい「春」(35年)はヴァイオリンと室内オーケストラのための、同様の感触ながら多くのドラマがある「夏」(51年)はヴィオラと9つの楽器のための、ミヨーらしい濁った響きがはっきりと現れてくる「秋」(51年)は二台ピアノと8つの楽器のための、楽器編成の妙味も手伝い透き通った美しい曲となった「冬」(53年)はトロンボーンと弦楽オーケストラのための小協奏曲。試聴は春と秋です。