- クラシックLP
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USA / LP / Mono / Stereo / Columbia M4-32504 / Rec 1930s to 1970s / Pub 1974
ボックス表裏擦れわずか、裏面に極小の書き込み、ボックス中箱に極小のはがれ、レーベル5枚ともにひげ無し、盤5枚美品、ディスク3と5に極小のスクラッチ一か所づつ、ブックレット中身もきれい
Jacket 3.5~4 / Disc 4 / Sound 4
■チャールズ・アイヴズ生誕100年を記念して製作されたLP5枚組ボックス・セット。
(※こちらもどうぞ。試聴は違う曲です)アメリカ音楽に自信と自由を与えた作曲家チャールズ・アイヴズ(1874-1954)の生誕100年を記念し製作された、米コロンビア渾身のLP5枚組みボックス・セット。途方も無い内容と言っていい作で、到底説明など出来ないですが...『Many Faces Of Ives』と出されたディスク1は、アイヴズの代表的な傑作「Fourth Of July」「Unanswered Question」等の管弦楽から、歌曲、室内楽まで幅広く収録。この一枚で、いや一曲目だけで大変なことが始まったと確信していただけるはず。二枚目は7曲からなるカンタータ『Celestian Country』を丸々、そして『Majority』他4曲の合唱曲を収録。『The Things Our Fathers Loved』とされた三枚目は、「Slow March」「Canon」「There Is A Certain Garden」など、25曲のピアノ伴奏歌曲を収録。演奏するのは、アイヴズと最も関係が深かったピアニスト、ジョン・カーク・パトリックとソプラノ歌手ヘレン・ボートライト。この二人は初めてアイヴズの歌曲集を出したコンビ。さて驚きの四枚目は『Ives Plays Ives』。その名の通り、33年から43年にかけて録音されていた、アイヴズが自作を演奏したピアノ・ソロを17曲収録。『Concord Sonata』4曲中3曲(Ver違いもあり)、単に「Improvisation」と題された大量の未発曲、さらに一曲アイヴズが唄うナンバーまであり。最後は、上のピアニストのカーク・パトリックや、ヒッチコックでお馴染みの作曲家バーナード・ハーマン、アイヴズ『Three Place...』やヴァレーズ『イオニザシオン』を初演したニコラス・スロニムスキーら音楽家と、アイヴズと保険会社を経営していたジュリアン・マイリック、そしてアイヴズの親族たちが、アイヴズはどんな人だったのかを、音楽を挟みつつ話す一枚。そして超豪華50ページのブックレット、内容、デザインも徹底しています。"1939年、私はアイヴズに会いに行った。彼に憧れ..."で始まる冒頭の文章は56年から70年代にかけてコロンビアの社長だったゴダード・リーバーソンによる一文。音楽をシェアする感覚を持っていたことなど面白いことが書いてあります。
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