- クラシックLP
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U.K. / LP / Mono / Columbia 33cx1550 / Rec 1958 / Pub 1958
オリジナル・コーティング折り返しジャケット、左上に薄い書き込み、経年の色あせ、表裏円状の擦れ少々、レーベルひげわずか、しみ少々、盤浅い擦れ、ピカピカです、ほぼ見えないスクラッチ?によるプツ音少し
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 3.5~4
■カール・オルフ『シュールヴェルク』の最も初期の一枚、英コロンビア盤。
ドイツの現代音楽作曲家カール・オルフ(1895-1982)。ドビュッシーやシェーンベルクに影響を受けキャリアをスタートしたオルフは、36年に作曲したオペラ『カルミナ・ブラーナ』が良く知られる人。しかし音楽教育にも力を注いでいて、本作は、教え子の作曲家グニルト・ケートマンとともに30年代に作り上げた知育音楽『シュールヴェルク』を収録した英コロンビア盤、58年。音楽ってなに?音ってなに?という素朴な疑問に最高の答えを与えるような作品で、違った角度で聴けば西洋音楽の発展の歴史を難しい論理抜きでサウンドだけで展開しているというものでもあり。ホント感動してしまうような、素晴らしいプリミティヴな器楽インストゥルメンタルと子供たちのコーラスを収録。子供達の可愛らしいコーラスで歌われる童歌風のもの、ガムランのような木琴で子供が歌う短い歌、少ない音程でこれほど魅惑的な音楽がつくれるのかと驚く、グロッケンやメタロフォン、グラスハーモニカのインストなどなど収録。子供達が演奏するのはほとんどがタンバリン、木琴、鉄琴、トムトム等の打楽器で、これは子供達に最初から難しい楽器をやらせてはならないという考えのもとに選択されたもの。ディレクションはオルフとケートマン自身。ちなみにドイツではこの前年にレコードがありますが、英語エディションとしては『シュールヴェルク』の初のレコード。曲目リストはこちら。