- ジャズLP
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USA / LP / Mono / Capitol T6513 / Rec 1955 / Pub 1955
ジャケット円状の擦れ小、左上に極小のはがれ、上部右側と下部中央に縁裂け、裏ジャケットに極小ボールペン書き込み、レーベルひげ少々、盤擦れわずか、チリ音少々
Jacket 3 / Disc 3.5 / Sound 3.5
■西のテナー・サックス奏者ボブ・クーパー、55年のソロ・アルバム。
東のWハーマンのように、多くのモダニストを輩出した西のケントン楽団。『ケントン・プレゼンツ』と銘打ってリリースされたこのシリーズは、ケントン楽団の名手たちがリーダー録音に望んだシリーズで、名盤、しかも型にはまらないのびのびとした内容のものが多し。これは中でも白眉といえるテナー・サックス奏者ボブ・クーパーの55年作。クーパーはテナー・サックスの他にもオーボエとイングリッシュ・ホルンでジャズった人で、本作ではクーパーの千変万化の魅力を、これまた聞き逃せないサイド・メンとの演奏でおくる一枚。メンバーを見ると音のイメージ沸きます。3セッションにまたがって録音されており、ほぼオクテット。オクテット編成は色彩感覚に富んだユニークなジャズがもっとも生まれやすいのでは。ジミー・ジュフリー(TS, CL, Bar.S)とクロード・ウィリアムソン(P)を筆頭に、バド・シャンク(AS,etc)、ジョン・グラース(F.Horn)、ラルフ・ペナ(B)、シェリー・マン(D)他で送る11曲は、西海岸の陽光を思わせる晴れやかなものだったり、深い陰のあるチェンバー・ジャズだったり(「'Round Midnight」最高)、思わずズルイ!を連発するアレンジのスタンダードだったりするセミ・アンサンブル・ジャズ。オリジナル・レーベル。【曲】「It's De-Lovely」「Strike Up The Band」「'Round Midnight」「Hot Boy」「Deep In A Dream」「Hallelujah」「Tongue Twister」「All Or Nothing At All(試聴)」「Sunset」「Drawing Lines」「It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing)(試聴)」