- クラシック/ギターLP
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USA / LP / Mono / Decca DL10112 / Rec 1965 / Pub 1965
ジャケット擦れ少々、レーベルひげ無し、盤極表層のスクラッチ少し
Jacket 3.5~4 / Disc 3.5~4 / Sound 3.5~4
■セゴヴィアの65年作。
20世紀のクラシック・ギタリストを代表するセゴヴィア。ギターのための曲のみならず、他の楽器の曲をギターに置き換えて演奏するという、それまで例のないスタイルを確立した人。これは晩年65年の一枚で、近現代作曲家3人の作を演奏した一枚。まずはミヨーらに6人組に誘われたものの断ったという仏のタンスマンの6曲(全10部)からなる『ポーランド風組曲』。まずこれが強烈にいい。古風そのものの部分とカビくささを払拭したはっとするような新鮮さが混ざる作。セゴヴィアのために作られた作だそうです。続いてスペイン印象派を代表するモンポウの数少ないギター曲で、セゴヴィアとの付き合いから生まれたという6曲からなる『コンポステラ組曲』。モンポウというとやはりあの、言わずに語るというような深淵なピアノ曲集が思い浮かびますが、これは複合的な響きで、モンポウのもう一つの魅力が伝わります。ラストはマリア・エステバン・デ・ヴァレーナという、セゴヴィアと仲の良かった女性作曲家の2曲『Two Miniatures』。しかしセゴヴィアの中庸の極地というような演奏が恐ろしくいい。オリジナル盤。※本日のアップはこれで終了です