- クラシック/現代音楽LP
![]() |
|

USA / LP / Stereo / International Contemporary Music Exchange No Number / Rec early1980s / Pub 1984
見開きジャケット表裏円状の擦れ少々、下部左端に小はがれ、内ジャケットとブックレット部きれい、ディスク1:レーベルひげ無し、盤浅い擦れ、B面に音に出ない極表層のスクラッチ、ディスク2:レーベルひげ無し、盤浅い擦れ
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■テキサスの現代音楽作曲家18人を2LPで紹介したアルバム。
乾燥した広大な大地、メキシコ文化の流入、ローカルの意識の強さ...でブルース、テックス・メックス始め音楽の大きな実りを生んだテキサス。しかし本作はそんな土着のものとは違うテキサスの音楽。ラフマニノフのスペシャリストとして知られる名指揮者イーゴリ・ブケトフがヒューストンで興したレーベルICMEから、テキサスを拠点に新しい音楽を生み続ける現代音楽作曲家の作品を2LPでまとめ84年にリリースされた、プロモーション・オンリーのアルバム。レコード番号無し。ラリー・オースティンやダン・ウェルチャーといった比較的名の知れた人から、全く聞いたことの無い、しかしブケトフが認めた作曲家18人の作品を収録。ブケトフは、本作の制作にあたり、作曲家たちに"これまで生んだ最高の2曲を挙げよ"と号令を出し、かつ選ばれた2曲を、なんとそれぞれ三分間にまとめさせ演奏、収録。シェーンベルクが作ったようなサックス協奏曲、コンピューター電子音とソプラノ歌手が風に舞うダストのように絡む作品、アイヴズの詩篇を新解釈したような曲、19世紀の中国へ旅立つようなオリエンタル・ファンタジー・オーケストラ、モンクに捧げられた、ジャズ現代音楽作などなど、とても一口には紹介できない中身の濃さ。そして、無菌の実験室で作ったようなヨーロッパの前衛音楽とは違う有機的な響き。音質も全体的に自主盤的です。それぞれの作曲家のバイオ、曲解説、自身の他の推薦作リストを掲載したブックレット。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |