- ピアノLP
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USA / LP / Mono / Atlantic 1222 / Rec 1956 / Pub
コーティング・ジャケット表裏擦れ少々、裏ジャケットに小はがれ、レーベルひげわずか、盤スクラッチ数本、ほとんど音に出ません
Jacket 3~3.5 / Disc 3.5 / Sound 4
■天才にして異才のピアニスト、アレック・テンプルトンの56年作。
生まれながら盲目で絶対音感を持ち、2歳の時に外で鳴る音をピアノで弾き、5歳で作曲を始めたという音楽の神の子のようなピアニスト、アレック・テンプルトン。30年代にクラシック界で活躍、しかしクラシックは堅苦しいと言わんばかりに50年代には多重録音を開始。オルゴール、ミュージック・ボックスの大コレクターとしても有名で、そのレコードも出しています。さてこれは56年一枚で、まさに生バンドにオルゴールが乘ったような不思議な音。バックはベン・モーテル(G)、フランク・キャロル(B)、ドン・ラモンド(D)。多録の曲の楽しさはもちろん、素で弾かれる「Vocalise」なんか泣けるほどいいきれいな曲。さらに両面ラストもスゴイ...どちらも8分超で、Aはラヴェルのボレロ、Bはドビュッシーの牧神の午後。彼の本気が見える渾身のナンバー。黒銀DGオリジナル。【曲】「Ida(試聴)」「Tiger Rag」「Dark Eyes」「Vocalise」「Bolero(試聴)」「China Boy(試聴)」「Waltz」「Antique」「Big Ben Bounce」「Ridin' Thru The Rye(試聴)」「Apres Midi D'un Faune」