- クラシックLP
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USA / LP / Stereo / CRI SD186 / Rec 1964 / Pub 1964
ジャケット表裏円状の擦れわずか、右上部縁裂け小、レーベルひげわずか、盤擦れ極わずか
Jacket 3.5 / Disc 4 / Sound 4
■アラン・ホヴァネス「苔の庭」他3人の作曲家による4作を収録したCRIの一枚。
アメリカのクラシック、現代音楽の宝庫CRIから、三人のアメリカ人作曲家の三作を収録した一枚。まずは、アルメニア、インド、韓国、ハワイの音楽、そして日本の雅楽に影響を受けた現代音楽作を発表し続けた、アルメニア人の血が流れる作曲家アラン・ホヴァネス(1911-2000)の「苔の庭」(1960年)。京都の、苔寺と言われる西芳寺の印象を、イングリッシュ・ホルン(オーボエより少し低い木管楽器)、鉄琴、ハープ、打楽器でイマジナティヴに演奏した瞑想的な作。ホヴァネス自身による指揮です。続いて、半音をさらに細かく裁断した微分音の作が有名なエズラ・シムズ(1928-)の、「Chamber Cantata On Chinese Poems」。中国語の歌、フルート、クラ&バス・クラ、ヴィオラ、チェロ、ハープシコードという編成による、薄暗く儀式的な作品。B面には西海岸の作曲家ローレンス・モス(1927-)の二作を収録。澱んだ不協和音がやさしく連なっていくピアノ曲『Four Scenes For Piano』と、その『Four Scenes...』に近い響きでいてさらに自由な演奏が繰り広げられるバイオリン・ソナタ『Sonata For Violin And Piano』を収録。メルヴィン・カプラン(Eホルン)、ルース・ネグリ(ハープ)、シーモア・フィンク(ピアノ)らによる演奏。