- 2020-09-06 22:31
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Prisonaires- プリズネアーズ - "FIVE BEATS BEHIND BARS"
U.K. / LP / Mono / Charly CR30176 / Rec early50s / Pub 1979
ジャケット擦れわずか、レーベルひげ無し、盤極浅い擦れわずか
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 2980 yen
■サン最高のドゥワップ・グループ、プリズネアーズの編集盤。
テネシー州立刑務所でなんと1940年に結成されたという(ドゥワップ第一号のオリオールズより6年も前)プリズネアーズ。刑務所で歌っていたところそれを聞いた地元のラジオDJが番組にスカウト、さらにそれを聞いたサム・フィリップスが惚れ込み、サン・レーベルでは唯一継続してレコードを出すことになったドゥワップ・グループ。収録された代表作「Just Walking In Rain」は、エルヴィス以前のホワイト・ソウル・シンガー、ジョニー・レイの代表作でもありますが、これがオリジナル・バージョン!ドゥワップ黄金時代のしたたるような極甘メロウから、ジャイヴ華やかりし時代を思わせるナンバー、ゴスペル・ハーモニーもの、さらにサン名物のワンマンバンド・ブルースマン、ジョー・ヒル・ルイスのエレキを入れたナンバー等々。まるで30年代ウォッシュボード・バンドのような、トランペットを入れたジャジーなバンドものもあり。【曲】「Baby Please」「Just Walking In The Rain」「My God Is Real」「Softly And Tenderly」「I Know」「No More Tears」「Don't Say Tomorrow」「What Do You Do Next?」「That Chick's Too Young To Fry」「Lucille, I Want You」「If I Were King」「Surleen」「All Alone And Lonely」「Rockin' Horse」「Two Strangers」「Frank Clement (What About)」
- 2020-09-04 01:07
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Heinz Wunderlich- ハインツ・ヴンダーリッヒ - "SPIELT EIGENE ORGELWORKE"
Germany / LP / Stereo / Arp-Schnitger ASR00012 / Rec 1980s? / Pub 1980s?
ジャケット擦れわずか、レーベルひげ極わずか、盤極浅い擦れわずか
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 2680 yen
■ドイツのクラシック・オルガン奏者ハインツ・ヴンダーリッヒが自作を弾いた一枚。
20世紀のクラシック・オルガン界で大変な影響力を持ったドイツの演奏家で作曲家、教会音楽やオルガンの研究者ハインツ・ヴンダーリッヒ。友人でもあったマックス・レーガーやリゲティ、バッハ、リスト等のレコードで知られる人で、これは彼が作曲したオルガン曲を収録したアルプ・シュニットガー(17世紀の伝説的オルガン・ビルダーの名前だそうです)というレーベルからの珍しい一枚。5作収録。バロック的な古風なメロディと地面の振動のようなド低音がミックスされると、何か他のあらゆる音楽と隔絶した感の独自の音楽を聞いている気になります。【曲】「Orgelsonata Uber Ein Thema(1956)(試聴)」「Fuga Variata (1942)」「Improvisation Uber Ein Gegebenes Thema Von Gyorgy Ligeti (1978) 」「Kontrapunktische Chaconne G-Moll (1938)(試聴)」
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- 2020-09-04 01:06
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Gerd Zacher- ゲルト・ツァッハー - "IVES / SATIE / ALLENDE-BLIN"
Germany / LP / Stereo / Wergo 34wer60058 / Rec 1970 / Pub 1970
コーティング・ジャケット擦れ少々、レーベルひげわずか、Bにスタンプ、盤極浅い擦れわずか
Jacket
3.5 / Disc
4 / Sound
4 2680 yen
■アイヴズ、サティ、チリの現代作曲家ファン・アレンデ・ブリンのオルガン曲を収録した一枚。
13歳で教会のオルガニストを務めていたアイヴズが17歳の時(1891)に作曲、しかし戦後まで発見されなかった、多調などを試した野心的な曲。野球をするのと同じくらい楽しい曲、とアイヴズは語っています。今残る彼の曲で最も初期の曲。サティーの『12の短いコラール』はピアノ曲をオルガンで弾いたもので、これまた作曲してからだいぶたった死後68年に出版された作。甘く絶望的な響きがオルガンで目いっぱい肥大した数十秒の短い曲が12曲。チリの現代作曲家ファン・アレンデ・ブリンのタイトルは"My Blue Piano"の意味で、はっとするベンド奏法や半音以下の隣接した音で滲むような効果を出したり、様々な前衛的手法でオルガン曲の幅を広げています。このファン・アレンデ・ブリンやリゲティ、マウリシオ・カーゲル等の演奏を得意としたドイツのオルガン奏者、作曲家、ゲルト・ツァッハーの演奏。
- 2020-09-02 23:21
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Willie Egans- ウィリー・イーガンズ - "ROCKS, BOOGIES AND ROLLS"
U.K. / LP / Mono / Flyright LP514 / Rec mid50s / Pub 1974
コーティング・ジャケット擦れわずか、レーベルひげわずか、盤擦れほぼ無し
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 2980 yen
■ルイジアナ生まれで西海岸で活躍したR&Bピアニスト、ウィリー・イーガンズ。
ウエストコーストに移ってもモロにルイジアナ~ニューオーリンズなR&Bを聞かせたピアニスト&シンガー、ウィリー・イーガンズの全盛期を凝縮した一枚。当時ヒットはなかったようですがやはりこの音ですので割と最近7インチでリイシューされるようになった人。これはそのリイシュー盤も含めて、55・56年の音源を全て収録。シュガーボーイ・クロフォードなんかにも通じる「You Must Be Foolin'」、ドンピシャなメロディがポンポン湧き出るルイジアナ丸出しの「Sometimes I Wonder」などなど、ルイジアナ、ニューオーリンズ・ファンに特にお薦め。全曲SP盤とシングルからの盤おこしで試聴のようなノイズありますが魅力は全く弱まっていません。【曲】「Wow Wow(試聴)」「What A Shame」「You Must Be Foolin'」「Sometimes I Wonder(試聴)」「Sad Sad Feeling」「Treat Me Right」「Wear Your Black Dress」「I Can't Understand It」「Come On」「Oh Baby」「She's Gone Away But」「Willie's Blues」
※本日のアップはこれで終了です
- 2020-09-02 23:20
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Lightning Slim- ライトニン・スリム - "THE EARLY YEARS"
U.K. / LP / Mono / Flyright LP524 / Rec 1954 / Pub 1976
ジャケット擦れわずか、レーベルひげ極わずか、盤極浅い擦れわずか
Jacket
3.5~4 / Disc
4 / Sound
4 2980 yen
■ルイジアナのブルースマン、ライトニン・スリムのフライライト編集盤第一集。
フライライト・レコードのルイジアナ特集最大の呼び物の一つ、ライトニング・スリム。4枚あるうちの最初の一枚で、エクセロ・レコード等を始めたジェイ・ミラーと初めて出会った54年のセッションを集めた内容。フィーチュアというミラーの幻のレーベルから出たファースト「Bad Luck」の別テイクを始め、ギター一本と足踏みを伴奏にした「Rock Me Mama」、ザディコのアコーディオンのようなハーモニカを入れたスキッフル・ブルース風の「Paper In My Shoe」などなど最も原初的で深い情念に満ちた生々しい曲の数々。【曲】「Rock Me Mama(試聴)」「Paper In My Shoe(試聴)」「You Did Me Wrong Baby」「Woke Up Feelin' Bad」「Bad Luck」「Those Neighbors Of Mine」「Lightnin' Blues」「Poor Lightnin' Blues」「I'm Him」「I Hate To Leave You」「I Beg You Little Woman」「The Blues And My Woman」
- 2020-09-02 23:14
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Lightning Slim- ライトニン・スリム - "TRIP TO CHICAGO"
U.K. / LP / Mono / Flyright LP533 / Rec 1950s / Pub 1078
コーティング・ジャケット擦れほぼなし、レーベルひげ極わずか、盤極浅い擦れわずか
Jacket
3.5~4 / Disc
4 / Sound
4 2980 yen
■ルイジアナのブルースマン、ライトニン・スリムのフライライト編集盤第二集。
フライライト・レコードのルイジアナ特集最大の呼び物の一つ、ライトニング・スリム。4枚あるうちの二枚目で、時期的に一枚目"THE EARLY YEARS"に続く内容。ブルース評論家でタコマ・レコードをフェイヒーと始めたエド・デンソンは、マディらと並んで50年代の最高のブルースマン5人に選出していますが、はげしく同意。シカゴとテキサスのエッセンスを吸収しつつ、掘っ立て小屋的ルイジアナ/ジェイ・ミラー色も強引に混ぜ込んだブルースを12曲収録。簡素なバンドものが多く、スリムはもちろんですが、鬱屈したムードを永遠に生み出すドラマーも最高。【曲】「Got Me A Little Woman」「Drifting Blues」「Mother-In-Law Trouble」「I Ain't Got No Money」「Tom Cat Blues(試聴)」「Nothin' But The Devil(試聴)」「Rollin' Stone」「Trip To Chicago」「Go Ahead On Babe」「I'm Grown」「What's Gon' Come Of Me」「Tired Little Fellow」
- 2020-08-31 21:35
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Aram Arakelian Ensemble- アラム・アラケリアン・アンサンブル - "THE OUD"
USA / LP / Stereo / Carlton STLP12-109 / Rec 1958 / Pub 1958
コーティング・ジャケット擦れ少々、下部取り出し口縁裂け、レーベルひげ少々、盤浅い擦れ、小プツ音でるスクラッチ少し
Jacket
3~3.5 / Disc
3~3.5 / Sound
3~3.5 2680 yen
■アメリカ随一のウード奏者アラム・アラケリアンのソロ・アルバム。
中近東の音楽に欠かせないこの琵琶に似た古い歴史をもつ弦楽器ウードは、その一音一音のもつ緊迫感、圧倒的な支配感が他の弦楽器を寄せ付けない魅力に満ちています。メカニズム的には、ビブラートをかけやすく、アラブ音楽の特徴てもある微分音をだせるように、指盤にフレットはなく、ボディーもより複雑な響きをキヤッチできるように、後ろがボウル型になったフル・ボディー。これらの特徴はすべて中近東の音楽の特色ときってもきれない関係にあり、興味ある方はぜひ調べてください。スッゴイ面白いです。これは、アメリカで最も評価の高かったウード奏者アラム・アラケリアンのアルバム。2本のウードに皮ものパーカッションとタンバリンを足した編成で、ミステリアスなダンス・ミュージックを展開。なぜかサティーのジムノペディを思い出してしまったワルツのナンバー「KINGS ENTRANCE」、カルロス・モントーヤのフラメンコを彷彿させる「ARABIC WALTZ」、やはり回想のムードは世界共通か?とおもわせる非常にブルーな「MEMORIES」などなど収録です。いやがおうにも引きずり込むパワーを持った一枚。58年オリジナル。【曲】「Oriental Mood」「Arabic Waltz(試聴)」「Izmir」「Memories」「Halay」「Reverie(試聴)」「Gay Sultan」「Kings Entrance」「Fountain Scene」「Arabic Dance」「Oriental Rhythm」「Grecian Fantasy」
※本日のアップはこれで終了です
- 2020-08-31 21:34
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Jorge Fontes- ホルヘ・フォンテス - "FADOS AND VARIATIONS"
USA / LP / Mono / RCA Victor FPM172 / Rec 1966 / Pub 1966
ジャケット擦れ極わずか、レーベルひげ極わずか、盤極浅い擦れわずか
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 2680 yen
■ポルトガル・ギターの名手、ホルヘ・フォンテスのソロ・アルバム。
ファドの伴奏に無くてはならないポルトガル・ギター。6コース12弦で洋梨のようなボディをした楽器で、12弦ギターやマンドリンにも似た光沢おある音色が独特。このホルヘ・フォンテスは、アマリア・ロドリゲスの伴奏等で知られる名手。ポルトガルではヴィオラと言われる通常のギターと、ギターと同じ形をしたベースのバイショ等の小編成でファドのスタンダード、彼の自作曲等を12曲演奏。テクニック抜群のアップテンポの2ビートものからロス・インディオス・タバハラス風のエキゾチックなもの、アントン・カラスを思わせるゆったりしたナンバーまで多彩。モノラル。【曲】「Lisboa A Noite」「Guitarra Espectacular」「O Fado Mora Em Lisboa」「Coimbra 」「Escadinhas De Alfama(試聴)」「A Rua Dos Meus Ciumes」「Madragoa(試聴)」「Comboio Do Norte」「Lisboa, Nao Sejas Francesa」「Al Mouraria」「Ferias No Algarve」「Chegaste Em Dia De Sol」
- 2020-08-31 21:32
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Lotte Lenya, Erika Helmke, Lewis Ruth Band, etc.- ロッテ・レーニャ、エリカ・ヘルムケ、ルイス・ルース・バンドetc. - "DIE DREIGROSCHENOPER"
Germany / LP / Mono / Eterna 820440 / Rec 1930 / Pub 1970s
ジャケット色あせ少々、擦れわずか、レーベルひげ極わずか、盤浅い擦れわずか、試聴のようなチリ音
Jacket
3.5 / Disc
3.5~4 / Sound
3~3.5 2980 yen
■『三文オペラ』の初録音を収録した一枚。
シェーンベルク等の前衛的なクラシックの手法をマスター、それにアメリカのジャズから影響受け出来上がったアヴァンギャルドな大衆娯楽音楽がクルト・ワイルの芝居音楽。そして、「Moritat(Mack The Knife)」等を含む『三文オペラ』は、ワイル、詩のブレヒトともに自身の生涯の代表作といえる傑作。これは、28年の舞台初演時のキャストそのまま、30年に録音された歴史的な作品で、『三文オペラ』の最も古い録音。ワイルの妻でもある、ワイル曲の最高の歌い手ロッテ・レーニャ、やはり本作の録音が代表作となったソプラノ歌手エリカ・ヘルムケ、そしてドイツ・ジャズ・バンド、ルイス・ルース楽団らによる演奏。他、その少し後に、三文オペラのフィルムのために録音された4曲、中では最も古い『マハゴニー』(「アラバマ・ソング」の最高のヴァージョン収録!)など貴重な音源を収録。独エテルナ盤。
- 2020-08-30 21:58
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Melos Ensemble, Eric Parkin(P), etc.- メロス・アンサンブル、エリック・パーキン(ピアノ) - "JOHN IRELAND : SEXTET / CELLO SONATA / FANTASY-SONATA"
USA / LP / Stereo / MHS 1610 / Rec 1972 / Pub 1972
コーティング・ジャケット擦れわずか、レーベルひげ極わずか、盤擦れほぼ無し
Jacket
4 / Disc
4 / Sound
4 2680 yen
■ジョン・アイアランドの室内楽三作を収録した一枚。
ヴォーン・ウィリアムスらと同時代の作曲家で、BブリテンやEjモーランの師でもあったイギリス印象主義の作曲家ジョン・アイアランド(1879-1962)。交響曲や協奏曲は少なく、ピアノ曲、歌曲、室内楽の小品を数多く残し、上の作曲家たちに通じる、美しく陰影のあるしんとしたメロディ、厳しい自然への畏怖のようなものが滲む作品を多く残しました。これは彼の室内楽三作を収録した一枚。若い頃に作った曲を全て破棄した彼が残した、穏やかで優しい『Sextet For Clarinet, Horn And String Quartet』、彼が最後の住処として選んだイギリス最南部の自然に啓発されて作られたという、震えるようなスリルと妖しい甘美さのある『Sonata For Cello And Piano』、クラリネットを生涯愛したという彼の思いが詰まった、クラとピアノが淡く広がる印象派風名作『Fantasy Sonata For Clarinet And Piano』の三作。メロス・アンサンブル、エリック・パーキン(ピアノ)等イギリスの演奏家の一枚。オリジナルはイギリスのリリタから、これは米の通販専門レーベル、MHSのライセンス盤。
※本日のアップはこれで終了です
- 2020-08-30 21:56
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Dezso Ranki- デジュー・ラーンキ - "BELA BARTOK : FUR KINDER"
Germany / LP / Stereo / Telefunken 635338 / Rec 1977 / Pub 1977
ボックス擦れわずか、シール、内側きれい、レーベル二枚ともひげ極わずか、盤二枚とも極浅い擦れわずか
Jacket
3.5~4 / Disc
4 / Sound
4 2980 yen
■全85曲の『子供のために』を収録した2LP。
ハンガリー~ヨーロッパのローカルな民俗音楽から着想を得たメロディを、クラシックの技法でもって新しく生まれ変わらせ、音楽大国ハンガリーをリストらとともに代表する存在となったバルトーク。これは、ハンガリーのフンガロトン・レーベルが出したバルトーク全集からで、数十秒~1分ほどの全85曲からなる『子供のために』を完全収録した2LP。ハンガリー/チェコの民謡をもとに作られたこの作品の暖かい無垢な音は、ちょっとした一瞬の仕草を切り取ったようだったり、忘れていた安堵を思い起こさせるようだったりと、新鮮な郷愁感とでも言うような響きがします。演奏はハンガリー人ピアニスト、デジュー・ラーンキ。英仏独3か国語の解説ブックレット。
- 2020-08-30 21:54
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Maria Callas- マリア・カラス - "LA DIVINA IN IHREN BEDEUTENDSTEN AUFNAHMEN 1953-64 "
Germany / LP / Mono / EMI 1C15103154-55 / Rec 1950s, 60s / Pub 1977
見開きジャケット円状の擦れ少々、内側きれい、レーベル二枚ともひげ無し、盤二枚とも擦れほぼ無し
Jacket
3.5~4 / Disc
4 / Sound
4 3480 yen
■マリア・カラスの絶頂期の名演を2LPでまとめたアルバム。
56年にアメリカ・デビュー、65年に事実上引退という短いキャリアながら、20世紀最高と言われた説明不要のソプラノ歌手マリア・カラス。これは77年、彼女が53歳で亡くなった時に追悼の意味を込めてリリースされた、彼女の生涯の名演集。『ルチア』『トスカ』始めとする、彼女と言えばの曲を24曲収録。